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魔女祭り42 翡翠色の瞳の美女

「何か感違いしてるんじゃないか、凄血伯爵さん。お前さんが今ある力はデス・ナイト化によってもたらされた身体能力の向上であって剣技の腕前だけみればレオ団長旗下の現近衛騎士団の方がずっと上だってことさ。実際に剣の稽古でレオ団長やギレ副団長と手合わせした俺がお前達デス・ナイトと戦った結果そう感じるのだから間違いない」


「「「エルヴィン殿!!!」」」


 エルヴィンの言葉に励まされたかのように感謝の気持ちで声を上げるレオ達近衛騎士団である。


「フフフフ、言うわ傭兵。ならばお主が言うようにあそこで倒れている近衛騎士団より我が剣技が劣っているかどうか自身の体に聞くがいいわ」


 そう言うと凄血伯爵は殺気を高めてエルヴィンに詰め寄ろうとする。その時であった、


「イヤァァァァッ!!」


 ツツツッと、凄血伯爵の懐に入るや否やマテウスが強烈な斬撃を放った。


『ガキィン!!』


「フンッ!!!」


 咄嗟に右手一本で持つ剣で防いだ凄血伯爵はそのまま凄まじい膂力でマテウスを跳ね飛ばす。


「うわあ~~、片手で僕の渾身の一撃を防ぐって・・・なんて馬鹿力なんだい・・・」


「そう言えば、お主も居たんだったな、フフフ」


「へえ~、随分と余裕だねデス・ナイト・・・いや、凄血伯爵ことカール・フォン・ビュックラーさんだったけ?何でも伝説の近衛騎士団団長だって?」


「それがどうした」


「いや、歴代最強と噂の団長さんと剣を交えれるなんてとても光栄なことじゃないかってね」


「好奇心が旺盛なのもよいが、あまり図に乗ると大怪我どころか命まで落とすことになるかもしれんぞ」


「ご忠告、ありがとう、けどね・・・」


 マテウスの飄々とした表情ががらりと変わる。


「うちの団長に手を出すってことがどんなことになるのか・・・あなたにもその身で覚えてもらわないといけないなあ・・・」


「いいぞ、お主!!本気になったようだな。強者と戦えるは我が本望、心ゆくまで戦おうぞ!!!」






(さっきはあのように言ったが・・・歴代最強の噂は伊達ではないようだ・・・)


 エルヴィンは凄血伯爵と呼ばれたデス・ナイトとマテウスの凄まじい戦いを眺めながらつぶやく。


 マテウスの素早い剣技と互角に渡り合う不気味な巨体を駆使しながら戦うデス・ナイトの姿に感嘆する。


(あの洗練された剣捌き、必要に応じて一瞬のうちに誘いをかけながら攻撃するあの技量・・・俺の団に居る連中の中でもあれぐらいの腕は・・・各隊長クラスかな・・・)


 エルヴィンはそう感想を胸中にてつぶやくと思い出したようにあの男に目を向ける。


(ソティリオの奴・・・先程から黙ったままだが・・・ん?あいつ!転移の魔法か!?)


「ソティリオ!!、」





(こ これは・・・魔力が高まっているわ・・・それに・・・、間違いない攻撃魔法!!どこで?)


 エルヴィン達とソティリオ達の戦場からやや離れた闇夜に溶け込むように一人の魔法使いが異変を感じ周りを見渡すが何も目に映らない。


(だ だめだわ!、魔法を使おうとしている魔術師の姿が見当たらない・・・)


 顔を隠しているローブの影からそっと覗く緑色の前髪が顔を振った瞬間に額にかかる。


(狙われているのは・・・恐らく・・・あいつね)


 魔法使いの視線の先には、マテウスとデス・ナイトとの戦いに見とれているエルヴィンの姿があった。


(あいつ、気づいてないわね、油断しすぎでしょ。対魔法防御の呪文を唱えていない・・・、何で私があいつを守らなきゃいけないのよ・・・ええいい、時間がないわ!)


 魔法使いは意識を集中させる。


「古の賢に我が身を委ねる・・・邪気ある魔法より我が身を守りたまえ、マジッシュ・ファータイグ・ギィーグン(対魔法防御)!!!」





「お前、逃がしやしない!」


 エルヴィンがソティリオの気配に気づき、駆け寄ろうとした瞬間に危険を察知する。


「ん?こ これは攻撃魔法か!?どこから??」


『ギヴィター(雷槍)!!!』


「や やばい!!!」


 エルヴィンは刹那に対魔法防御の呪文を唱えようとしたが、かすかに聞こえた女の声に惹かれる。


『『『ドッゴオーン!バシバシッ!!!』』』


 轟音と共に雷の槍の穂先が幾本もエルヴィンの居た場所に降り注ぐ、辺り一面は粉塵が舞い、凄まじい雷撃のため小さく火がくすぶった芝生から煙が立ちのぼる。


(うん?助かったのか・・・)


 エルヴィンは無意識に閉じた瞳を開くと目の前には翡翠色の瞳の女が自分をにらみ付けている。


 整った鼻梁と潤いを感じさせる小さな唇と顔を覆ったローブから垣間見れる光沢のある緑の髪がその特徴のある翡翠色の瞳を大いに際立てている。


(こ この美女は・・・?)


 エルヴィンが惚けるように女の顔を見つめていると、その神秘的な翡翠色の瞳に怒りを混ぜて叱られる。


「あ あんたはね、私は言ったでしょ、南の方向には行くなって。面倒事に巻き込まれるからって私は言ったはずよ!」


「えっ?そ その・・・あなたは・・・どなたですか?」




 









 


 


 

皆様、お待たせしました~~。やっと彼女の登場ですよ~~^^


神秘的な翡翠色の瞳を持つ美女!!もう皆様お分かりですよね^^


それにしても、彼女の登場の仕方はかっこよかったですね^^


ヒロイン戦線に名乗りを上げるかどうか?彼女の活躍は次週も続きそうです^^


それでは最後にご挨拶です。


この物語を楽しみにしていただいている全ての皆様にお礼を申し上げます。


本当に、ありがとうございます。


それでは、皆さん来週もこのお時間にてお会いしましょう^^




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