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身体の定義 4
「……僕も行くよ。……この世界、もう飽き飽きしてたからね」
土田に続き、ジャックも立ちあがる。
幼いながらも、その姿はとても凛々しい。
「私も行く」
寝袋の中で横になっていたブレンダも立ち上がった。治療と休息で傷はある程度、癒えたようだった。
「メタボには負けたくない」
「何ィ?儂が気にしとる事いちいち……」
「はいはいはいはい~♪や・め・る」いさかいが起こりそうなのをジャックが止めた。「…あ~ぁ確実に行く事無いだろうなって所に今日行く事になるとはね……案内するよ。沢山殺れる場所……」
ーー街へ。
「あのね、先に言っとくけどね……一日何人殺すとなると死達殺すしかないんだよ?」