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死 12

 「例えるなら…牢屋で扱いきれなくなった罪人を拘束する……禁固室みたいなトコなんだよ、ここは」

 「ほうか。ワシらはここから永遠出られへんっちゅーこっちゃな?」

 「いやぁ、そういうワケじゃあないんだよ」またジャックは続けた。



 辺獄。

 地獄の底辺に位置する場。

 陸地は直径70キロの円上の孤島になっており、樹海、砂漠、草原と様々な地形が存在する。それを囲む海の構成物質は主に硫酸。沿岸部では気が狂うような異臭がする。

 そこで死ぬと、体が魂の存在ごと抹消され、永久無限に『無』となる。

 物理的な脱出方法はないが、そこで人間を十人殺すと辺獄を統治する神によって現世へ蘇る事ができるらしい。その理由については諸説あるが、未だ不明である。


 「……ちなみに僕は七人殺したよ」ジャックは自慢気に話を締めくくった。

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