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男の娘なCQCで!(未完)  作者: 百合姫
こうこくぎょう
16/23

14わ しけんまえにて

「響、さっきのことを気にしてるんですか?」

「ん?

ああ・・・いや・・・まぁ、気にしてると言えば気にしてる。」


褐色少女にオマエは初対面の人間を軽蔑し、ある意味で見下したりする人間だみたいなことを言われたのだ。

それを気にしないことにできるほど僕は図太い人間じゃない。

嫌われてること自体は人それぞれというのもあるし相性が悪いと言うことで問題ない。

あまり気にしてないが・・・下に見る人間か。

非常に嫌な人間だな。我ながら。


ありていに言えば傷ついてると言える。

もちろんどうにかしたいとは思っているが、やはり今すぐどうにかできるような物でもなく。

フィネアがいまだ多少成りとも人形に話しかけるように、やはりこうしたトラウマというのは一朝一夕では治らない。

とはいえ、フィネアの場合は大分改善していると思われるが。


「・・・図星ゆえに・・・余計にってところかな。」


いろいろな意味でグサリと来た。

自己嫌悪の嵐で心が荒んでいく。嗚呼、癒しが欲しい。


「気にすること無いですよ?

いつか治せればいいんです。

私も協力しますし。」

「・・・あ、ありがとう。」


どうすれば治せるのかそれとも時が経てば治るのか検討も付かないけど、その気持ちだけは素直にありがたい。

でも。


「僕はフィネアのことも信じてないよ?」

「私だって信じてません。

家族ってだけで信じれるほうがおかしいのです。

信用だとか信頼と言うのは長年の付き合いでじっくり積み重ねられていくものですよ?

何を当たり前のことを。」


・・・むぅ。

言われてみれば。


「それに侮蔑だのなんだのと言うのは響の失恋に原因があります。

後から気づいたのでしょう?

告白する間も、そうした意識をする間もなくいきなりそうした段階の姿を見たんです。

私が見たところトラウマや失恋というより…」

「言うより?」

「響は単に悔しかったんじゃないでしょうか?

何もしない内に、知らない内に当たり前に存在してた物が消えていて。

身近だったと思っていた存在になにも相談や話題にもされないままで友人として頼られなかったことへの悔しさ、ですか?

マキさんと言う方を響が好きだったとは思えないんですよね。」


なぜ?と問う前に


「だって何故価値がないと言う話になるんです?」

「なぜ相手の男への嫉妬溢れる言葉を響は言わないんですか?」

「好きなら好きでもっと早くに気づくべきです。幼なじみで距離感が近かったから?

あり得ないでしょう。気付けなかったらその、程度ってだけの話です。」


怒涛のように言われた。


「とまあ私が思うに響は親友に自分よりも仲のいい友達を持っていた、それもこっそりと!というのに傷ついた寂しがり屋で、ポッとでの人間に長年の積み重ねが負けたことで自虐に走ってる拗ねた子供です。

ゆえに私が身を持って響は素晴らしい人だ、と分からせたとき、もうそんなことは無くなるはずです。

要は時間さえあればどうにでもなる問題なのですから、そう気にする必要は無いのですよ?」

「・・・そう。かな?」


これだけを言うので精一杯だった。

な、なんなんだ、フィネアのくせに。

アホの娘のくせに。小生意気で嬉しいこと言いやがって。

ほんと生意気だ。生意気すぎるしバカにしてる。

けど、それ以上何かを言うと泣きそうで、泣き顔を見せたくなくて。

数十秒かけて心を落ち着けた後、言ってやった。


「フィネアのくせになまいきな。」

「ど、どうしてそういうことを言うんですかっ!?

まったく、人がせっかく慰めてあげようと思ったのに・・・」

「ふふ。ありがとう、フィネア。

自分でも不思議なくらいに気持ちが楽になった。」

「・・・そ、それは重畳です。」


目を合わせてしっかりと感謝の意を示すとフィネアは照れてそっぽを向く。

本当に良い家族を持ったのかもしれない。


「それよりも、授業に行きましょう。

何から受けます?」

「今の時間で僕達のランクが受けられる授業となると・・・剣術、槍術と・・・CQCなんかもあるのか。護身術はCQCにしておく?」

「なんですか?それは?」

「ええと、僕が依頼屋でモンスターを倒して稼いで来たのは言ったよね?

そういう戦闘時に使う体術の一種の名前だよ。

店員としては常に武器を持ち歩くのもどうかと思うし、素手で扱える術が一番だと思うんだ。

幸い、CQCは熟練度が上がりにくいとはいえ熟練度が低くてもそれなりに威力を発揮できるスキルだし。僕も教えられるしね。そんでもって後は魔法。

攻撃と防御を覚えれば言うことは無い。

それは次の時間だから、置いておいて・・・どうする?結局のところ自由にやってみたいのをやるのが一番だよ。」


僕にはスキル『教練』もある。

人に教える場合、熟練度が三倍になるというスキルだ。

どらぶれではこれで、道場主ごっこをしてお金を稼いだりもした。

それでも上がりにくさで言えばトップクラス。

マスターするまで通い詰める人は誰一人いなくて少し悲しかった。

ある種の気分転換や縛りプレイとして学ぶ奴が全てだったのだ。

この世界は現実ゆえにもう少し上がりやすいかもしれないけどね。

個人の努力や才能で上下しそうだ。


「・・・そうですね。

私もCQ・・・C?とやらを覚えることにします。

何よりもお揃いってのが、仲良し家族な感じがして好きです!!」

「そういう動機はどうかとおもうが・・・まぁやる気があるなら良いや。」


というわけで、CQC教室に行くことになったのだった。




☆ ☆ ☆


「せいやぁっ!」

「どうりゃっ!!」


おおう、やってるやってる。

生徒は大半が14、15くらいの男女である。

あまり歳の離れた人はいないようだ。

うむふむ。


教師らしき人は眼帯をしたガタイのいい男性。茶髪でバンダナを巻いている。

・・・?

メタルなギアソリッドに登場する主人公っぽい人がそこにいた。

声もあの人の声だ。

生のこの声。すごい良い。

仮称スネークさんと呼ぼう。

スネークさんは全体のコートが見える場所で生徒同士の組み手を険しい顔で凝視している。

決して、女性徒の体操着が組み手中に、はだけるのを見逃さまいと凝視しているわけではない。と思う。


「なんだ?

この授業を取るやつか?」


僕達に気づいたスネークさんがこちらを見て聞いてくる。


「は、はい。そうです。」

「僕は付き添い・・・かな。

付き添いだけってのは大丈夫でしょうか?授業の見学だけになるのですけど・・・」

「・・・?見てるだけなのか?問題はないが・・・む?

なかなか良い筋肉の付き方をしてるな。何かやっているのか?」

「ええと、まぁ。」


一目で分かるのかな?


「・・・見学は構わん。ただ、邪魔だけはしてくれるなよ。」

「そんなこと言われなくても分かってますよ。ガキじゃあるまいに。」

「クク、違いない。

すまんな。それとそっちの子の名前は?」

「フィネアです。」

「そうか、俺はスネーク。よろしく頼む。この授業を受け持つ講師だ。

何か体術の経験は?」


名前もそのまんまかいな。

とはいえやはり別人のようだ。


「な、何もないです。」

「ならばまずは基本からだな。

この授業で学んだことを一体何に使う?」

「ご、護身に・・・」


フィネアが少し後ずさりながら答えた。

まぁスネークさんの声といい、圧迫感と言い、渋めのいかつい男な姿といい、気おされるのはやむをえないとは思うけれど。


「ふむ・・・それならば体力よりも技術重視だな。

分かった、まずは組み手で基本的な型からやって行こう。

体格的に俺では無理だろうから、そうだな。

マノフィカっ!ちょっと来てくれ。」


スネークさんは褐色の少女を呼んだ。

…さっきの子だった。

少し気まずいので僕はそろりと離れて物陰から覗き見る形となる。

だって…ねぇ?

僕としてもこれ以上関わりたくない。そういう思いが強い。

なのになぜよりによってあの子もいるのか。

CQCを使っていたからか、そうですか。かなしいです。当然ですよね。はい。


特に会話が始まるということもなくスネークさんの指示の元、組み手が始まった。


「…さっきぶり。あの独りよがりな男はまだいるのね。せっかく忠告してあげたのに。」

「…人の家族を悪く言わないで。」

「そう。ごめんなさい。でもあれは本音。

親切のつもり。」

「余計なお世話です。」

「それもそう。

…さぁ構えて。」

「ええと…こうですか?」

「肘をもう少しーーー」


2人の美少女がくんずほぐれずで絡む姿は眼福眼福。

・・・なんてね。僕からすればフィネアが怪我しないか心配だ。

なにか喋ってるようだが離れているので聞こえない。聴覚強化のスキルも覚えておきたいな。


「やはり上手いな。」


教えるのも上手いことから彼女―――マノフィカと呼ばれた少女は教練スキルも持ってるのかも。

見てる限りは問題が無い。



僕はイベントリから紅茶を出して、紅茶を啜りながらゆっくりと見学するのだった。

が、怒られた。


周りの生徒の精神的な邪魔になると。

言われて見れば、確かにそうである。

一生懸命練習してるところにやたらのんびりしてるヤツがいたらいい気はしないよね。


のんびりしすぎちゃった!


こほん。

それはさておき。

そのまま鑑定眼やらなにやらを選びつつ。

一週間ほどが過ぎたとある日。

呼び出されました。

誰に?

褐色の少女、マノフィカとやらに絡んでいた2人組みの少年達に。



「あの…なにか?」


なにやら良い予感はしないが、まぁ元日本人としてはここは平和的に話で解決するべきだと思う。


「オマエ、あの褐色といっつも一緒に居るやつだろ!?」

「いや…僕が、というよりはツレが…なんだけど。」


その見た目と刀と言う見慣れない武器を扱う異様な姿ゆえに浮いていたマノフィカと、これまた個性的ゆえに浮いていたフィネアはとても気が合ったらしく、一緒にいることが多くなった。

のだが、もちろん僕としては居づらいことこの上ないので、基本的にあの2人が絡むときはさりげなく距離を取っていたりするのだが・・・なぜまた僕の方に来たのか不明である。


もちろんそんなことをして居ればいくらあのでも気づくわけで、フィネアは気にせず話しかければいい、とは言ってくれるのだがそれはマノフィカとやらにとっても僕にとっても精神衛生上、良くないということで遠慮させてもらった。

それからというものフィネアは僕達を引き合わせるようなことをするのだが、基本空周りである。


「それで、僕を呼び出したってことは何か僕にして欲しいことでも?」

「来週に試験があるのは知ってるよな?」


何かといえばそれかい。

それはもちろん。

僕も魔眼や鑑定眼のあたりは初見なので、試験に受かるためにも結構一生懸命授業を受けているわけだがそれが何だろうか?

ちなみにランクあげは期間ではなく技量によって行われるため、定期的に試験が行われる。

その試験を受ける受けないは自由で、受かるだけの技量を獲得したと思うのであれば試験を受ければ良いということだ。

ついでに言っておくと、僕は趣味がてら斧スキルの授業なんかも受けている。


小さな女の子が身の丈異常の巨大な斧を振るう。

そんな姿に燃えと萌えを感じる僕です。

まぁ僕は男だが、見た目的には問題あるまい。

力のステータスが低くて少し伸び悩んでもいるんだけどね。

スキル補正込みで、何とか背負える位の斧を扱える程度。

萌えを感じるまでの道のりは遠い。


「その試験でよ、俺たち、あいつの妨害をしようと思ってんだよ!」

「はぁ…」


なんというか、誰でも考え付くような報復ですね。

報復するにせよ、もっと面白いことをすればいいのに。

つか、試験管に即バレだろ。


「それで僕に手伝え、と?」

「ああ、オマエのツレに絡まれてうんざりしてるんだろっ!?

丁度いいじゃねぇか。」

「…しょうもな。」

「あん?」

「あ、いえ、なんでもないですぅ。」


つい口に出てしまったゼ!

マノフィカさんと不仲っぽい僕を仲間に引き込んで一緒に叩きのめそうとかそんな感じ?


「それで、具体的な計画は?」

「おっと、これ以上は教えられねぇな。オマエも協力してくれるってんなら別だけどよ。」

「さいですか。なら良いです。」

「んなっ!?」

「…ぶっちゃけどうでもいいので。それでは。

あ、あと、二度と話しかけないで下さい。息が臭いです。」


別に僕としては彼女のことはどうでもいいのである。

むしろフィネアの友達になってもらってるようで感謝こそすれど、恨みなど無い。

彼女曰く見下してはいるようだけども…はは、苦笑するしかないな。

彼女自身も僕が彼女に苦手意識を持ってるのを気づいているのか、どうも意識的に僕を無視するような振る舞いを見せてくる。これを気遣いと取るか、単純に僕を無視してると取るかは余地の残るところではあるが、とりあえずは助かってるのでよしとする。


それと目の前の男達は二度と話しかけてこないで欲しい。

僕の男友達候補はもっとさわやかで何か恨み言があっても『HAHAHAHAッ!そんなの全然気にして無いサ!!』と白い前歯を煌かせながら笑える人が良い。

いや、我が想像ながらなんか殴りたくなる。そんなのがリアルにいたら殴ってしまいそうだ。

もちろん、マノフィカさんに何かをしてきたら僕も揃って反撃をすることになる。


「ちょ、お、おいっ!

くそっ!!

おい、捕まえろっ!!」


なんでやねん!


えらそうな少年のほうがそう言ったと思うと、もう1人の小さな方の少年が襲い掛かってくる。

ここで懲らしめるのは簡単だけども・・・そうすると後々面倒になりそうだな。

かといって大人しくやられるのは癪に触るし、そもそも痛いのはイヤだ。

とりあえずわざと捕まって・・・


「へへ、つぅかまえた!!」


少し嬉々として捕まえてくる小柄な少年。

どさくさ紛れにお尻のほうへ手を向けてきたので、そうされる前に腕を捻り上げる。

男にお尻を撫で回される趣味など無い。

そういえば殆どの人は僕を女と見てるんだったな。

今更だが、男同士の熱い友情に無理が出てきたかもしれない。

見た目を気にしない男を友達にせねば、拳で語り合うことが出来ないではないか。

それは一大事である。

僕が男同士の友情でやりたいことナンバーワンが“夕日の見える浜辺で拳と拳で語り合う”なのだからして。


「いだだだだだだっ!?

は、離せよっ!」

「・・・離してください・・・でしょう?」

「あいだだだだだだっ!?」


態度がなってなかったので少し強めに捻りあげた。

反省しなさい。


「わ、悪かったっ!!あだだっ!?

離せ、離して、離してください!!」

「おっけー。」


言われたとおり離して突き飛ばす。

突き飛ばせとまでは言われて無いが、サービスである。

僕はサービス精神旺盛なのだ。


「て、てめぇっ!!

お、覚えてろよぉっ!!」


といって逃げ出していく二人を見ると、これまた小物臭がハンパないのであった。

結局何がしたかったのかな?

あ、妨害か。

試験の妨害となると、何をするつもりなのかちょっと気になるところではある。

というのは少し不謹慎だね。

要反省。

あの程度の人間がする妨害だったら大したことがないだろう、と見くびりつつ。


「響!

こんなところに居たんですかっ!

探しましたっ!!」

「ん?

ああ、フィネア!と・・・マノフィカさん。」


また二人揃っていた。

いい加減、勘弁してもらいたいがフィネアは純粋に好意からやっていることなので言いづらい。だけなので、思いきってハッキリと言ったのだが“トラウマの治療にいいはずです!”と一緒に居させようとするから尚のこと言いづらい。というか言い返せない。

実際治そうとしてるのは僕としても本望であり、いずれやらなければならない通る道。

無意識レベルゆえに地道にやって行くしかない。

だったら今からやっていても問題は無い。というか誰かにそうやって強引にでもしてもらわなければ、僕はずーっと逃げたまんまな気がする。

むしろそれに巻き込まれて、気まずい今の変則的な三角関係に巻き込まれたマノフィカさんこそ不遇と言えよう。

尚のこと僕への好感度が下がっていきそうだ。

具体的には最近、“あなたはフィネアの家族として相応しくない”と言われたりとか。

そして彼女は思ったことをそのまま言う性格らしく、それを普通に三人で居るときに言うのがまた凄い。

普通、こういうことは影でこっそり僕だけに呟くとかだろうに、まっすぐな少女である。

周りの評価を気にせずに自分を通す。大人になっていくのと同時になかなか出来なくなることだ。

そういうところは個人的にかなり好感が持てる・・・というか純粋に尊敬もの。

悪く言えばわがままで我慢が出来ないってことになるんだけどね。

とはいえ、やはりというか、予想通りというかフィネアは結構な剣幕で怒る。

マノフィカさん自身も家族のことを外野が勝手に言うのは無粋だとわかっているのかすごくシュンとするのだが、ちょいちょい似たようなことを僕に言うのは最早、性格というか宿命と言うか・・・そのたびにフィネアに怒られてシュンとするマノフィカさん。

そうなると見てるこっちが気の毒なくらいの落ち込みようで、そのあとすぐに寸劇“女の子同士の仲直り”が繰り広げられる。まぁ、想像に任せます。


「・・・こんにちは。」

「今、夕方だけどね。」

「・・・渋々してあげてるだけなのにずうずうしい。

むしろ感謝するべき。」

「・・・それはどうも。」


大抵こんな感じである。

最初はどんな時でも無視だったので、進歩してるともいえるが。

僕としても女性と関わるのはコレくらい薄い関係が一番良いと思ったりもしつつ。

いかんな。こんな後ろ向きでは治る者も治らん。







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