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第三十話 割れた卵
グリフォンを倒して、そばで休憩していた。
——いつの間にか、グリフォンの死体は割れた卵になっていた。
小さくなり、そして卵に......
卵になったのではなく、戻ったと言った方が自然だ。
時間が戻る......?東の森の影響か。
なるべく早くつきたいところだが、イエリスの体調は明らかに良くなさそう。
老化の病が原因だとしたら、時間が残っていない。
東の森にも、西の森にも行かなければならない。
そもそも、まだ東の森にすら辿り着いていないのに......
——歩き出すとイエリスの足取りは、明らかに重かった。
流石に今日は、ここまでか。
このペースなら、明日の昼頃には着けるはずだ。
明日中に、町まで戻れるといいんだが......
——そして、ようやく東の森に着いた。イエリスは更に足取りが重そうで、グランも少し無理しているように見えた。
——バリッ
なにか踏んだ。
見渡す限り辺り一面、割れた卵でいっぱいだった。いったい、どれだけの数が......




