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第十二話 女騎士を攻略?

巻き戻しを繰り返すうちに、ひとつだけ分かったことがある。


女剣士は、距離を詰めるとき、必ず力強く地面を踏み込んでいる。


それが分かったから、なんだというんだ。


防具も重そう。俺の攻撃じゃ通らない。

速さも向こうが上。


どうすればいい……。


そのとき、ポケットが冷たいことに気づいた。


……氷だ。

イエリスが入れたのだろう。


この氷なら、いけるかもしれない。


巻き戻しを使い、今いる場所に氷をそっと落とした。

女剣士は、まだ気づいていない。


二十回以上も失敗し、心が少しずつ擦り切れていった。

氷を踏ませようと、巻き戻しを繰り返す。


思った通りにはいかない。

それでも諦めたくなかった。

なんとかあがいていると一つの考えが思い付いた。


氷を置き、その少し後ろに立つ。


女剣士が距離を詰めてくる。


次の瞬間――


足を踏み込んだ女剣士は、氷の上でツルッと滑った。

「えっ、なにこれ?」

そのままバランスを崩し、後ろに倒れた。


倒れた女剣士に剣を突きつけ、俺は一度言ってみたかった言葉を口にした。


「――これで終わりだ」

やっと...勝てた。


女剣士は頭を打ち、意識を失っている。


攻撃するときも、必ず地面に足をつく。

そこを狙えばよかったんだ。


周囲は混乱していた。

何が起きたのか分かっていない者も多い。


中には、

「氷を使うなんて卑怯だ」

そう叫ぶ者もいた。

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