その三十五
千七百二十六
「一歩歩けば世の中の汚いものが見えると仰いましたね。それも真実でしょう。しかし百歩歩けば世の中の尊いものも見える筈です。そして百歩目に見える尊いものの為には、九十九歩歩く価値があるのではありませんか? 私が言う迄もなく、あなた自身が屹度そう思っておられますよね? そうですよね? えっ? そんな顔をする以上、あなた今迄にそういう事を考えた事があるんでしょう? それともう一つ大事な事を。その九十九歩歩くうちには、自分が尊いものを生み出す事も出来るのですよ!」
千七百二十七
いつもほんのりと微笑していられるのは、自分の境遇が恵まれているからではありません。自分で自分を裏切っていないからです。自分が一番大切にすべきものを一番大切にする暮らしをしているからなのです。自分の側で決まる事なのです。此処を他人の所為にするのは、根本的な間違いです。
千七百二十八
私は、親しい人に向かって『幸せであります様に』と思い、また願います。しかし実際にそれを口にする事はありません。口にする時は、『毎日の暮らしが充実しています様に』と言います。それは悲しみがあっても、それでも空虚ではなく意味がある暮らしを送って下さいという点を誤解無く伝えたいからです。
毎日楽しいと思う事しか無い、これは自分に正直に生きた人間が老年になってやっと辿り着ける境地です。未だそうでもない人間に、毎日幸せと感じられる嬉しい事ばっかりやって来る訳がありません。だから充実した日々をと言うのです。それが私の、その人に対する想いの表現です。
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