その二十二
千百七十八
賢いものは、しばしば一番最初の、前提の時点でもう賢くないものとは違う。いや、物事を見据えて本質を把握する最初の作業のところが一番違うのだ。賢い者は、真実の智慧は、其処を正しく見抜くのです。そして時間はかかっても、尊いものを創り上げるのです。仮令完成しなくても、途中から覆い隠せない尊い重厚な本物の光を放つのです。
そういうものに倣いたい。自分もそういう虚しくない作業に関わって、一生を過ごしたい。
千百七十九
子供の頃から遠い旅に憧れていました。しかしお金が無くて、殆ど行けませんでした。幾つか行く事が出来た場所は、金字塔です。少年の頃の最高の想い出です。
しかし若しも私が金持ちの家の子弟で、次から次に旅行する事が出来る小学生だったら、私は一つの旅を斯くも深く記憶に留める事が出来なかったでしょう。『味わう』という事が出来なかったでしょう。そんな風に、私に必要なものは全て具えられ、与えられていたのです。この事に、私は深く感謝しています。
千百八十
仮令報われなかったとしても、自分の意識として本当に頑張った人は、その事でそんなに怒ってはいないでしょう。その頑張った事で自分が得たものも結構大きい事を知っているからです。自分が選んだ目標の実現の為に、本気で努力した。そういう自分は、その目標を見ながら本気で何もしなかった腰抜けとは違うと知っているからです。自分を許せるからです。その事で自分の側に咎無しと知っているからです。
そういう、自分に向けての審査で自分を許せるだけ、戦いましょう。これは決して不可能な事ではありません。
千百八十一
自分が何かしてもらって当然、そればかりの人間関係というのは存在しません。親でさえそうではないのですから。そういう関係があるならば気を付けましょう。それは或る日一瞬にして崩落し、その後二度と元に戻らないでしょう。それを価値あるものと思うならば、失う前に誠意を尽くしましょう。
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