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ノームという名の杖

聖女たちが呆然と見守る中──

ルイフェルが指を鳴らす。


空間がねじれ、地面に赤黒い魔法陣が浮かび上がる。


ルイフェル「こっちの世界、勝手がわからないし……じい、目覚めよ!」


ズズズッ──!


魔法陣の中心から現れたのは、イバラに包まれた黒い杖。

柄には棘が絡みつき、触れた者を拒むかのようだ。

その上部には大きな一つ目がはまり、ギョロリと黒い光を宿して動き出す。


杖「……地脈、時空座標……ずれておるぞ。ここは“地球”ではないですのぉ?」


目を細めながら、ゆっくりとアーシアの方へ目を向ける。


アーシアはその異様な光景に思わず声を漏らす。


「……杖、が……喋ってる……しかも浮いてる……」


杖「うん? 可愛い銀髪のお嬢さん。

わたしはノームと言います。

この大悪魔ルイフェル姫様の……まぁ、人間でいう“執事”のような役目をしております者でございます。」


アーシアは状況が呑み込めず、ぽかんと口を開けて立ち尽くしていた。


ノーム「……姫。何か、禍々しいものがこちらに接近しておりますぞ。」



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イラストはこちら(Pixiv)


https://www.pixiv.net/artworks/132898854


アルファポリスにて画像付きで作品を公開しています。

ご興味ある方はぜひこちらもどうぞ!


▼アルファポリス版はこちら

https://www.alphapolis.co.jp/novel/731651129/267980191

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