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イルン幻想譚  作者: RU
追われる少年
90/122

閑話:ここまでの用語解説と登場人物

 作者の主観によるキャラや、ネーミングの元ネタなど。

 意図せずにネタバレなどしている可能性がありますので、物語のみをお楽しみになりたい方は、読み飛ばしを推奨。


○登場人物

○クロス

 30代の人間(リオン)。199cmの長身痩躯。

 魔導士(セイドラー)としての能力は高く、タクトが人間(フォルク)であるかどうかを疑うレベル。

 性根はヘタレの、いわゆる「やれば出来るコ」。


○マハト

 20代の人間(リオン)。184cm。

 布の服が遠目で革鎧に見える立派な体型をしている。

 目標はローメン・ラットのような剣豪(ダインス)剣客(レイフ)

 性格はややおっとり気質だが、反面熱くなる時は燃えるタイプ。

 聞き慣れない単語が、全部食べ物の名称に変換される。


◯タクト

 神耶族(イルン)

 幼女だったり美女だったり、美青年だったりするが、実際はクロスが視えていた幼女が正解の万年生きてる存在。

 ツンデレというよりは、単に尊大な性格だが、別に性根が腐っているワケではない。


◯ジェラート

 神耶族(イルン)

 成人(マンナズ)として認められていないために、能力をほぼ封じられている子供の神耶族(イルン)

 性格はやんちゃより、割りとものを考えていないタイプ。


◯アルバーラ

 人間(リオン)

 現代のフィルギアに(おれ)はなる! と思っていたヒト。

 自分の糧にするために、来るもの拒まずで門戸を開け、弟子を指導していた…けれど。

 いわゆるカービンやセオロのような、魔力(ガルドル)的には落ちこぼれ生徒も特殊技能(スキル)や得意科目を伸ばすことで使える(もの)に成長させられる、教師的な指導力がものすごく長けた人物でもあった。


◯アンリー

 人間(リオン)。アルバーラの一番弟子。

 狭い魔導組合(セイドラーズギルド)の中で見たら…なんて言葉もブッ飛ぶ、本物のイケメン。

 魔力(ガルドル)が高いのに、長躯(ノッポ)でも短躯(チビ)でもない、非常に容姿に恵まれた人物。

 ただ、中身はかなり残念なタイプ。


◯ルミギリス

 人間(リオン)。アルバーラの二番弟子。

 短躯(チビ)のボクっ娘。

 ビンちゃん大好き。


◯セオロ

 人間(リオン)。アルバーラの三番弟子。

 師匠の掲げた理想論に心酔してるやばい言語オタク。


◯カービン

 人間(リオン)。アルバーラの四番弟子。

 特殊技能(スキル)と親愛の情で出世したヒト。

 ぶっちゃけ、最後の戦闘においては、彼女の特殊技能(スキル)が最も活躍した気が…。



○用語解説

◯職業

 各組合(ギルド)がそれぞれに一定の規約で決めた公的なものと、本人が勝手に名乗ってる "自称" とが存在する。


魔導士(セイドラー)

 魔導組合(セイドラーズギルド)が認定している職。

 気量計(ガルドメーター)に反応が現れる程度の魔力(ガルドル)を有し、かつそれを完全にコントロール出来るようになった(もの)に身分証を発行される。

 身分証を持たない魔力持ち(セイズ)は、魔力暴走(フィムブルヴェト)を起こす危険性があるため、忌避される存在。

 そのため、魔導士(セイドラー)と認定されていても、持たざる者(ノーマル)には敬遠されたり迫害されたりする。


剣豪(ダインス)剣客(レイフ)

 本編とは別に書いている「Atonement」というBL作品にネタバレがありますが。

 ローメン・ラットという人物は、実は歴史上に存在しません。

 歴史上に存在したのは "騎士爵(ロウ)・メンラット" という人物です。

 また、メンラットは自分の養い親であり師匠でもあったダーインに敬意を払って、自分が結成した冒険者(アドベンチャー)パーティに "ダーインの遺産(ダインスレイフ)" の名をつけました。

 騎士爵(ロウ)の称号を与えた国は、そもそもが魔導士(セイドラー)主体の国家であったために騎士爵(ロウ)がメンラットしか(・・)存在していなかったこともあって、騎士爵(ロウ)・メンラットはローメン・ラットと名称が変化します。

 更に、ローメン・ラットには剣を使ったすごい肩書き(騎士爵のこと)があったことから、名乗っていたパーティ名が間違った伝承となり、剣豪(ダインス)を目指す(もの)の名のり "剣客(レイフ)" と変化しました。

 ちなみに中級の幻獣族(ファンタズマ)を一人で瞬殺したりはしていません。


精霊族(エレメンツ)

 永遠不滅にして絶対的な自然現象。世界に六柱しか存在しない。

 自我はなく、純粋なエネルギーのかたまりであり、外部からの働きかけは不可能。

 常に魔素(ガンド)を生み出し続けるため、(そば)にあれば魔障(ガルドリング)される。


光輝石(スヴァリン)

 色が変わる前は灰色をした丸っこい石だが、一定以上の魔気(ガルドレート)に晒されると、色が変わる特性を持つ。

 魔気(ガルドレート)の濃度が強ければ強いほど透明度が高くなり、触れた属性(エレメント)によって色味が変わる。


属性(エレメント)

 魔素(ガンド)属性(エレメント)は生み出された精霊族(エレメンツ)に依存する。


恩恵の瞳(アストーガ)

 魔素(ガンド)の影響を受けた瞳が、光輝石(スヴァリン)と同じく属性(エレメント)の色に染まる現象。


殲滅の白(トニトゥルス)白光輝石(フィルトスヴァリン)

 光の精霊・燦然(トニトゥルル)の象徴色・白として現れる。

 とはいえ、神耶族(イルン)ですら白(正確には無色)の虹彩を持つ(もの)は滅多におらず、一般的には澄んだ黄色をしている。

 最も攻撃に適した属性(エレメント)

調和の緑(ウェントス)翠光輝石(グロンスヴァリン)

 風の精霊・薫風(ウェントル)の象徴色・緑として現れる。

 攻守のバランスが良いが、どちらも特別秀でたチカラは出ない。

癒合の蒼(グラキエス)蒼光輝石(ブラウスヴァリン)

 水の精霊・氷水(グラキエル)の象徴色・蒼として現れる。

 治癒に長ける。

防護の紫(テラピス)紫輝光石(アフタンスヴァリン)

 土の精霊・塊土(テラピル)の象徴色・紫として現れる。

 守りに長ける。

暴威の赤(イグニス)紅光輝石(ラルドスヴァリン)

 炎の精霊・炎焔(イグニル)の象徴色・赤として現れる。

 攻撃力は殲滅の白(トニトゥルス)にやや劣るものの、狂戦士(バーサーカー)状態になっている場合が多く、自身が傷つくのを恐れずに挑んでくるので非常に危険。

 魔障(ガルドリング)が原因で顕現するので、妖魔化(ガルドナイズ)した(もの)に顕現しやすい。

静寂の黒(テネブラエ)闇光輝石(デックスヴァリン)

 闇の精霊・暗黒(テネブラル)の象徴色・黒とし現れる…んじゃないかな? と思われている。

 今のところ、確認されたことがないので、静寂の黒(テネブラエ)の瞳は存在しないとも言われている。


妖魔(モンスター)

 基本的に、妖魔(モンスター)は繁殖しない。

 そこで繁殖しているなんらかの生物が、一定以上の魔気(ガルドレート)に晒されることによって魔障(ガルドリング)し、死に至らずに変容したものの総称が妖魔(モンスター)である。

 幻獣族(ファンタズマ)が周囲を魔障(ガルドリング)することで大量発生することもある。


幻獣族(ファンタズマ)

 妖魔(モンスター)と同じように、なにかが魔障(ガルドリング)して現れるもの…と人間(リオン)は考えている、妖魔(モンスター)よりも厄介で強大で手に負えない生き物。

 正確には、精霊族(エレメンツ)が生み出した魔素(ガンド)が固まって出来た自我のある存在が、なんらかのカタチを得た生き物。


◯隠者の秘薬

 傷に効く軟膏や粉末魔法薬(ポーション)、のど飴、頭痛薬、風邪薬など、実はものすごく種類が豊富だけど、その中身は基本薬草。

 隠者の日夜の研究と、痛みを取り去ってあげようというやさしさ(・・・・)で出来ているので、非常に効果は高いけれど、味は全く考えられていないので口に入れちゃいけないものなんじゃないか? と思うぐらい不味い。

 とはいえあくまで薬草なので、マハトの傷が劇的に回復したのは、ご先祖の霊験あらたかな水との相乗効果。


宴の食卓(フリムニル)贄の食卓(フューゼスク)

 タクトの言う通り、贄の食卓(フューゼスク)(じゅつ)が禁忌となり、その術式が失われた(あと)に、あるだけの知識で無理やり復活させたのが宴の食卓(フリムニル)


◯フィルギア

 人間(リオン)の歴史からは名前が失われ、妖精族(エルフ)のような長命種でさえ "伝説" と思うほどにその名を封印されし、人間(リオン)の王。

 そもそも魔力(ガルドル)の低い人間(リオン)だけど、当時はまだ魔力持ち(セイズ)なんて言葉は存在せず、全ての人間(リオン)がかまどの火種ぐらいは作れる程度に魔法(ガルズ)を扱っていたんだけど、フィルギアが火力を上げる方法を編み出して、ヒエラルキーの上位に君臨する種族と対等に戦えるチカラを得た。

 更にうっかり神耶族(イルン)の子供を手に入れたフィルギアは、自身が契金翼(エヴンハール)となったことでほぼ永遠の命と強大な能力値(ステータス)をも得て、王になった。

 神耶族(イルン)は同族の子供を取り戻すためにフィルギアと全面戦争となり、フィルギアの考案した "下剋上するための(じゅつ)" を破棄した。

 その破棄された(じゅつ)が、いわゆる禁忌。


○ちょこっとコメント

 リニューアル版「追われる少年」、ここまでお付き合いいただきまして、誠にありがとうございます!

 用語解説でもちょこっと話題に出ました「Atonement」は、イルン幻想譚の過去歴史的位置づけなっておりますが、こちらの作品はBL・レーティング有なので、公開サイトは限定となっております。

 また、上記の内容ですので、閲覧される際は充分お気をつけくださいませ。

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