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8 辛いんだ・・・笑いたいんだ
長い時を生きていると
後悔という名の闇に陥る時がある
「どうしてあの時あんな事を言ってしまったんだろう」
「どうしてあの時あんな事をしてしまったんだろう」
どんなに悔いても消しゴムでは消せない過去が1つや二つはある
もうどうすることもできない記憶達
頭の中の引き出しの奥に鍵を付けて
出てこないようにしていても
時折顔をだしては攻め立てる
私は記憶のもう一人の自分に何をしてあげられるのだろうか
もう長い時を生きてきた
後どれくらい残っているのかなんてわからない
今なら何ができるだろうか
苦しい自分の記憶達をどう慰めてあげられるんだろうか
今の自分がまだ好きになれないからだめなのかな
何か一つ、誰かの為に頑張ることができたら
もう一人の自分は笑顔になるのかな
答えはいつも堂々巡り
今日も明日も答えなんかでない
だけど、生きて行かなきゃいけない
自分の為に、自分を必要としてくれる何かの為に
まだあの世には逃げたくないから
今日ももがくさ、未熟な自分を必要としてくれる小さなものの為に