37.計画
現在優は急いで襲われているであろう場所まで飛んで行っている。
見えてきたな。あら、鎧着てる人が何人か倒れてるな。それに、鎧着てる人達は残り5人じゃねーか。しかも、馬車を守るように散らばってるな。とりあえず急ぐか。
そして優はさらにスピードを上げて謎の集団と鎧を着てる人達の間に着陸、いや、突っ込んでいき砂埃を大量にあげた。
やべぇ、飛ばしすぎた。これじゃ周りが見えねぇ。とりあえず風属性魔法使って砂埃散らすか。
優が砂埃を散らすと謎の集団と鎧を着てる人達は驚いていた。
「えーと、そこの鎧着てる女の人」
「え?あ、はい。じゃなくて、お前は何者だ?」
「んー、冒険者だな。ほら」
優は信じてもらうためにギルドカードを見せると信じてもらえた。あとギルドカードの色を見て驚いていた。
「これで、俺が冒険者ってのがわかった所で。それでこれはどういう状況なんだ?いや、見ればだいたいはわかるが」
「その若さで銀ランクとは。あ、そそうでした。私達はイスカルド王国の王都へ戻る最中なのですが盗賊に襲われてしまい、仲間が次々とやられて行きました」
「なるほどな。まぁこの状況を見たまんまだな。それじゃあいつらは盗賊であんたらが襲われている、そして立ち向かったが人数に圧倒されて絶賛大ピンチってことだな」
「お恥ずかしながら。騎士であるにも関わらず」
「それじゃ、あんた達は休んどいてくれ。俺がこいつらまとめて始末してやるから」
「い、いや、しかし、この人数相手に1人は無茶です。私達も戦います」
「いいからいいから」
「いえ、1人で戦わせる訳には行きません!」
「大丈夫だって、任せとけ」
「で、ですが⋯⋯ヒッ」
なおも食い下がるので優はこの騎士に向け威圧を放った。すると、騎士は怯えて顔色を悪くしていた。
「な?下がっててくれ」
「わ、わかりました。あ、あの、お願いがあります。盗賊の中に私達と同じ鎧を着ている人がいるのでその人は捉えてください」
「わかった」
騎士は優の威圧を受けてなんとか立ったまま他の騎士達に命令をして下がらせた。
さてと、下がってもらった所でやりますか。えーと盗賊は20人か。なら刀1本でいいか。
優は刀を構えた。
「へっへっへ、もうお話は終わりか?んー?お前1人で俺達と戦おうってか?」
「⋯⋯」
「へっ。黙りか。1人でやろうが6人でやろうが結果は変わんねーからいいがな。この襲撃か成功して先に王女を捕まえたやつは一発やる権利を与える!大丈夫だ許可は得ている。野郎どもやっちまえ!」
「「「「「おぉぉぉぉぉ」」」」」
盗賊達はリーダーであろう奴の言葉でさらにやる気を出していた。さらに下卑た笑までしていた。
盗賊ってのはどいつもこいつもクソばかりだな。一人も生かしてはおかない。
そして盗賊達は優1人に一斉にかかっていった。
「へへ、俺が先に捕まえてやるぜ!ど⋯⋯⋯⋯ッ」
先頭にいて最初に優に攻撃をしてきた盗賊は優の刀によって首を斬り落とされた。首を斬り落とされた盗賊の素っ頓狂な顔になっていた。
盗賊達は一瞬何が起きたか分からずに足を止めてしまった。優はその隙を見逃す子ほど甘くない。
優は次々と盗賊達の首を綺麗に斬り落としていった。首を斬り落とされた盗賊達は血が出ることがなかった。優は刀に火属性魔法を見えないように纏わせていて斬った瞬間に熱で首を焼いて止血していたからだ。
盗賊達は仲間が次々と一瞬で殺されていき無我夢中で優に攻撃をしたり中には逃げ出すものもいたが逃げ出そうと来た瞬間に雷に撃たれて死んだ。
お?ユーナ達が追いついたか?
女騎士side
くそ、なぜこんな所に盗賊達がいるんだ。それに、既にこちらは5人しか残っていない。それに、私達は騎士団の中に裏切りがいるとは。
女騎士は少し焦っていた。このままでは守り抜くどころか蹂躙されてしまうと。すると、空から何かが盗賊達と女騎士の間に勢いよく落ちて来て砂埃を大量にあげた。
騎士達は新たな敵かと思い注意をしていたが砂埃が散りそこに居たのはまだ若い青年だった。
か、彼は一体何者だ?あんな勢いで空から落ちてきて無傷とは。
するとその青年が女騎士に話かけた。いきなり話しかけられて少し驚いたが空から降ってきた青年は一体何者なのかを聞いた。すると青年は冒険者だった。
女騎士は最初は嘘と思ったが青年が懐から何やら銀色のカードを取り出して見せるとそれは冒険者の証であるギルドカードだった。青年は嘘をついていないのが分かったがギルドカードが銀色なのにも驚いていた。
そして、青年に今の状況を聞かれそれを説明すると青年は1人で盗賊達の相手をすると言い出した。
女騎士は1人では無理だといい何度も食い下がったが青年の威圧を受けて黙り込み顔色も悪くして少し震えていた。そして女騎士は素直に従い他の騎士はに命令をして下がらせた。女騎士もなんとか立っている足で下がった。
その後は青年の蹂躙劇だった。盗賊達は一斉に青年に襲いかかり先頭にいた盗賊が青年に攻撃をしようとした。次の瞬間青年ではなく盗賊の首が飛んでいた。
な、なんだ。か、彼は一体何者なんだ。それに、先程の威圧、1度団長の本気の威圧を受けたことがあるが彼の威圧を受けた今団長威圧なんて可愛く感じてしまう。しかも、彼はまだ本気で戦って居ないだろう。底が知れない。
優side
『ユーナありがとう』
『大丈夫よ。逃げる奴は私に任せて。もうすぐでそっちに着くから』
『わかった』
優は念話でユーナにお礼を言った。
優は次々と盗賊達を倒していき20人いた盗賊が生きているのがリーダー女騎士と同じ鎧を着てる男達だけとなった。それに、ユーナが倒した盗賊以外は頭と身体が別れており血の一滴も出ていなかった。
先に女騎士と同じ鎧鎧を着ている男達を麻痺させ動けなくした。
「さて、あとはお前だけだ」
「き、貴様は一体何者なんだっ!」
「いや、さっき言っただろ?冒険者だって」
「う、嘘だ!」
「いや、嘘じゃないんだが。まぁいいか」
「クソッ。俺たちに手を出してタダで済むと思うな⋯⋯⋯⋯ぎゃぁぁぁぁ、う、腕がぁぁぁぁぁ」
優は盗賊が言い終わる前に片腕を斬り落とした。もちろん血の一滴も出していない。
「はいはい、そう言うのいいから」
「で、お前達のアジトは?」
「がぁぁぁ、お、俺の、う、腕が⋯⋯」
「おい、聞いてるのか?」
優は冷めきった目を向け盗賊に訊ねた。
「おい、アジトはどこなんだ?」
「な、ない。お、おれ、俺達は、そもそも、盗賊じゃ、ない」
「へぇ、じゃなんでこんな所にいてあの馬車を襲った?」
「だ、誰が、お、おし、えるか」
「そうか」
そして優は更にもう片方の腕を斬り落とした。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ。い、言う、から、こ、殺さ、ないで、くれ」
「それじゃ教えてくれ」
「わ、わかった。お、俺達は傭兵団だ。そして、ティディール王国の、第一王子に、い、依頼、されたんだ」
「へぇどんな?」
「い、イスカルド王国の、第一王女が、の、乗っている、馬車を、おそ、い、第一王女を、さらって、奴隷、化の、首輪をつ、付けて連れて来いと。そ、その時に、最初に捕えた、奴、は、好きな、時に、ヤらせて、やると」
また、あの国か。本当にどうしようもないな。それと、あの馬車に乗ってるのってイスカルド王国の第一王女だったのか。これもまたテンプレだな。
「な、なぁ、教えたんだ。も、もちろん助けて、くれ、るんだろ?」
「ん?俺はそんな約束してないぞ?それじゃ、用事も終わったしじゃーな」
「そ、そん⋯⋯な⋯⋯⋯⋯ッ!」
優は男の首を斬り落とし、盗賊ではなかったが盗賊達の遺体を全て焼いていき、女騎士と同じ鎧を着た男達を引きずり女騎士の元へと行った。




