表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/48

2.海斗達side

 優がいなくなってから1週間が経った。海斗達のレベルは20を超えてステータスで言えば銀ランク冒険者と同じぐらいになっていた。


 現在海斗達は再びあのダンジョンに来ていて、しかも、優がドラゴンによって連れ去られた10階層にいる。海斗達の表情は険しい。それぞれあの時のことを思い出していていた。


 あの時自分に力があれば優を救えたのにと、はたまた好きな人を目の前で連れ去られた時は絶望しか無かった。咥えられ血が出ていたのに回復魔法を使わなかったのか。なぜ優だけなんだと、あの時自分もついて行けば護ることが出来たかもしれないと。色々なことを思っていた。


 改めて決意をしていた。そして海斗達は未知の階層の11階層へ足を踏み入れた。


「ここからは未知の階層だ。何が起こるかわからない。注意を怠らないように」


 海斗の言葉を聞き皆頷いた。もうあの時のようにはさせないと。


 海斗達は11階層から一気にボス部屋のある20階層まで進んでいった。皆あの時とは違う。力をつけて来たのだ。そして、ボス部屋前回とは違い皆で一斉に入ることにした。ただ戦うのは前回と同じく5人だけ。なら何故全員でボス部屋に入るかと言うと前回のようにイレギュラーが起きても対処できるようにだ。


 海斗達は扉を開け20階層のボス部屋に入った。中に入るとゴブリンが100匹いたのだった。


「多いいな」


「そうね」


「今回はローテーションで数匹倒したら交代していこう。次の階層もあるしな」


「えぇ、そうね」


 最初に出たのは海斗達のパーティーだった。前衛に海斗と美咲、後衛に結、莉夏、雪音となっている。海斗達のパーティーには優の変わりに雪音が加わった。


そして、ゴブリン達は海斗達目掛け攻撃をした。


 海斗に攻撃をしたのは10匹だった。だが結達が魔法を使い5匹を倒し残りの5匹が棍棒を海斗に振り下ろし3匹の攻撃を受け止めた。残り2匹の攻撃が当たりそうになった時ゴブリンは誰かに後ろから斬られて倒れた。そのゴブリンを倒したのは美咲だった。そして、海斗はゴブリンを押し返して体制が崩れたゴブリンに攻撃をした。


 その後すぐに次のゴブリンが来たが海斗と美咲は慌てずに1匹ずつ確りと対応をしていった。対応しきれないゴブリンは結達が魔法を使って対処して行き次の組と変わった。


「ちょっと危なかったな」


「そうね。まぁこんな数を相手にするのは初めてだったしいい経験になったんじゃない?」


「そうだね。次も同じぐらいの数が出た時は大丈夫だよ!私達もいるんだから」


「井上さん、ありがとう」


 どんどんローテーションして行き、ゴブリンが100匹もいたのがあっという間に倒れて20階層のボス部屋をクリアした。


 そして、21階層に到達しそこから30階層までも難なく突破して行った。


「次はなんだと思う」


「なんでしょうね」


「20階層みたいに数が多かったら同じようにローテーションでいいんじゃない?」


「そうですね。何が来ようと倒して先に進むだけですよ」


「先生もそう思います。私は戦うのは得意ではありませんが護りなら任せてください」


 そして30階層の扉を開け中に入ると一角狼がいた。だがそれは普通の一角狼ではなかったなぜなら普通の一角狼は大きくても人間と同じかそれより小さいのだが今回は人間よりも大きかったのだ。しかも、それが10匹もいる。


「デカイな。どうする?」


「今回は全員で戦った方がいいかもしれないわね」


「そうだな。なら1パーティーで1匹ずつだな。余裕がありそうなら2匹だな」


「そうね。それじゃ私達は2匹にしましょう」


「そうだね」


「そうですね。援護は任せてください」


「いざとなったら結界を張りますから安心してくださいね」


 皆に1パーティーで1匹もし余裕があるなら2匹と言うことを説明してそれぞれ戦いやすいように距離をとって行き1匹または2匹を相手にしていった。


 そして戦闘がはじまった。海斗達は海斗と美咲が1匹ずつ相手をして結達が2人のフォローに回るようにしている。一角狼が海斗にすごいスピードで角を向けて突っ込んで来たが海斗慌てずに剣の腹で角を受け止めた。


 受け止められた一角狼は海斗からいったん離れ今度は先程より速く動き今度は前足で海斗をひっかこうとしたが今度は雪音が結界を張り海斗を護った。そして海斗が攻撃をしようとした時雪音がタイミングよく結界を解き海斗の剣が一角狼目掛け振り下ろされた。


 一角狼は何とかそれを避けたが莉夏の放った魔法が当たり一瞬動きを止めた所に再び海斗が攻撃をした。一角狼は何とか避けたが角を斬り落とされた。そして一角狼は角が斬り落とされたのを怒り海斗周りをすごいスピードで回り始め海斗の逃げ道を塞いだ。


 海斗はこの攻撃が一角狼と自分の最後の勝負と思ったので海斗は何処から攻撃が来てもいいように集中し始めた。そして一角狼は海斗の横から体を爪で斬るように攻撃をした。海斗も集中していたので何とか動き一角狼とすれ違うように剣を振った。


 海斗と一角狼は動かなくなり一角狼が血を上げ倒れて海斗は腕に傷を追って膝を着いた。海斗と一角狼の戦いは海斗の勝利で終わり結が急いで海斗の傷を治した。


 その頃美咲は一角狼とすごいスピードで交戦していた。美咲の方がスピードが少し早く一角狼のひっかきや噛みつき突進を避けたり弾いたりして防いでいた。ただ、力は一角狼の方が少し強かったので一角狼の攻撃を受ける度に腕が少し痺れていた。結達は何とかフォローをしたかったが美咲と一角狼の動きが早すぎて中々出来ずにいた


 美咲と一角狼の攻防は一旦止まりどちらも体力をかなり消費していた。ただ、一角狼は所々に斬り傷があった。そして美咲と一角狼が止まっのを確認した結は一角狼の目の前に光属性の閃光(フラッシュ)を使い目くらましをした。そして美咲は一角狼が怯んでいる所に今まで1番速いスピードで近づき一角狼の急所を刺して倒した。


 海斗達の戦闘が終わる頃には他の人たちも倒し終わっていた。だが皆に今回の戦闘でかなり疲労をしていたので今回はここまでにして戻ることにした。


 海斗達が挑んでいるダンジョンは1度ボス部屋をクリアすると戦わなくても次に進めるようにはなっているので途中で戻ってもまた最初から戦って行くというようなことはない。


 次はまたしばらく間をあけて改めてダンジョンに行くことにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ