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アルミラージ

アルミラージ

概要:

 アルミラージ(アラビア語:المعراج al-mi'raj)は、角の生えたウサギに似た動物で、ホーンラビットやツノウサギなどと呼ばれている。

 多くの場合、スライムが強敵と設定されている場合において、最初に倒す雑魚モンスターの地位を獲得することがあるが、伝承に登場するアルミラージの様に、大型の獰猛な魔物として描かれることもある。

 姿自体は異世界系ラノベにおいてそれなりにポピュラーだが、アルミラージという名前そのものはマイナーで、どちらかといえばツノウサギやホーンラビットの方が有名な名前である。


別名:

 ツノウサギ、ホーンラビット、ジャッカロープ


脅威度:

 作品によって大幅に変化する。

 しかし、大概の場合は最弱に設定されている。

 子供でも二人いれば倒せるレベルの強さでしかない場合が多く、よく最初に訪れる街や村の屋台で串焼きになっているのは定番であるほど。

 しかし、全てのアルミラージが雑魚モンスターというわけではなく、伝承通りに凶悪な肉食モンスターとして登場し、熟練した一流冒険者がパーティ、時にはレイドを組んで対処するほどの脅威として描かれることもある。

 たまに一匹で国を滅ぼすほどの脅威を持っているケースも存在する。


生態:

 伝承では獰猛で肉食、食欲旺盛で人間も食べる。

 異世界系ラノベだと、自分より強いものには襲いかからない臆病な性格をしている。

 よく草原や野原で草を食んでいる絵が見られる。

 あまり深く設定されることは少ない。


弱点:

 ザカリーヤ・イブン・ムハンマド・アルカズヴィーニーによると、真に魔術の心得のある魔女は獰猛なアルミラージを手懐けて無力化することが出来るらしい。


食性:

 伝承のアルミラージは13世紀のアラブ・ペルシア世界の学者ザカリーヤ・イブン・ムハンマド・アルカズヴィーニーの記した宇宙誌『被造物の驚異』では、次の様に紹介されている。


 「かわいらしい外見とは裏腹に非常に獰猛な肉食獣であり、自分より体格の大きい獣や人間までも、額の鋭い角で刺し殺して食べてしまう。

  食欲も旺盛で、自分の何倍もの大きさのある獲物を軽々と平らげる。

  そのため島の動物達はアルミラージを恐れ、常にその存在に怯え逃げ回っている。

  島に住む人間達にとっても、アルミラージは、人間達自身や、彼らが飼育している家畜を襲うので、恐怖の対象であった」


 しかし、近年のライトノベルではそこまで獰猛なツノウサギは稀で、肉食であることと食欲旺盛な部分が残っている場合や、ウサギのところだけ残って草食になってしまっている場合もあるので、これも作者の設定次第だと私は思う。


進化/派生種:

 そういうのはあんまり聞かない。

 しかし、ユニコーンがペガサスと混じってしまった様な感じで、たまに羽が生えているツノウサギが登場する作品もあるにはある。


討伐部位:

 ツノウサギというくらいなので角が一番多い。


利用価値:

 肉は食肉に、毛皮は装飾品や家具など、角は薬品や装飾品になる。

 ちなみに、異世界ではウサギ肉は結構ポピュラーな食品アイテムで、アルミラージが登場する作品でウサギ肉が出回る時は、大概アルミラージの肉だったりする。

 下処理をミスると不味くなるのはウサギ肉としてのデフォルト設定。


分布:

 平原とか。

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