オーガ
オーガ
概要:
オーガ(英:ogre)あるいはオグル(仏:ogre)とは、伝承や神話などに登場する人型の怪物の種族で、日本で言うところの鬼のような姿をした魔物、もしくは亜人として登場する。
女性はオーグリス(英:ogress)またはオグレス(仏:ogresse)と呼ばれる。
北欧では凶暴で残忍な性格であり、人の生肉を食べるとされる。
一方で、引っ込み思案で臆病という面もある。
伝承でのオーガは知性や賢さといったものはほとんどなく、人間が彼らを倒すことは難しくないと言われているが、異世界系ライトノベルに登場するオーガはオークよりも強靭で、中堅の冒険者にとって互角の相手とされることが多い。
亜人として登場した場合、多く和風の装備を身に纏い、異常なまでの戦闘能力を有するケースが多々見受けられる。
これは、日本の鬼のイメージと侍や武士のイメージが組合わさった結果ではないかと私は推測している。
また、伝承では自由に動物や物に姿を変えることができると言われている。
スカンジナビア半島では、トロールと関連付けられて考えられていて、莫大な財宝を有していると謂れているらしい。
元々は人食い怪物のことで明確な名前があったわけではなかったが、オーガ(オグル)という名前がかの有名なシャルル・ペローの小説『長靴をはいた猫』で初めて与えられたことが切っ掛けで、オーガという名前とイメージが一般に浸透したと言われている。
別名:
オグル、オーグル、オーグリス、オグレス、鬼、鬼人、巨人(ただし、神話に出てくるような巨大なものではなく、せいぜい三から五メートルほどで、辛うじて人が格闘できるサイズのものを指すことが多い)
脅威度:
中堅クラスの冒険者と互角な戦闘能力を有するパターンが多い。
ハイオークよりも強靭な肉体をもち、オーク同様に樹木をそのまま棍棒にして攻撃してくることもある。
村をたった一頭で壊滅させられるだけの脅威があり、一般人が力だけで倒せるものではない設定が多い。
また、日本で鬼と訳されることから、日本の侍や武士のイメージが統合され、武器として剣や刀を扱ったり、武術に秀でていたりする描写も存在する。←めちゃカッコいいよね。←縮地とか中国拳法とか仙術使ってたりするともっとカッコいいと思う。←でもそれはそれで鬼畜仕様過ぎて使えないかも。←いや、やっぱりロマンはラノベには必須だと思うのよ、私。
性欲についての言及はあまり見られず、スタンピードを起こすことはほとんどない。
魔物として描かれる場合、単体で出現することが大概で、チームを組んで襲ってくる描写は稀である。
生態:
彼らは好んで丘や山に棲み、しばしば麓の街や村を襲撃する。
性格は見た目通りかなり凶暴で残忍。
金品を略奪するだけでなく人を捕らえて貪り食うシーンなどはテンプレとして親しまれている。
しかし自分より弱い相手には強気な半面、自分より強いものや未知のものに怯えやすい。
伝承や騎士道文学では、神の名をとなえるだけで逃げてしまったり、不意を突かれて泣き叫びながら逃げるというシーンはもはや定番中の定番である。←オーガのモデルは、もしかすると山賊などの小悪党かもしれない。
また引っこみ思案で非社交的な一面もあり、人間を始めとした他の種族と交流している場面はあまり無いのが普通。←このことから、オーガがチームを組んで襲ってくるケースが少ないのだろうと私は思っている。
金銀財宝やお酒が好き。
弱点:
不意打ちや未知の現象。
自分より強いもの。
神名など。
食性:
伝承では人間の生肉を食すと言われている。
その流れを汲んでか、ライトノベルに登場するオーガは肉食性であることが大半である。
蒸かし芋が好き←
進化/派生種:
上位個体としてハイオーガが挙げられる。
進化してトロールになるケースもある。
討伐部位:
角であることが多い。
魔石がある設定なら魔石が指定されることもある。
利用価値:
皮革は加工されて、主に革鎧などにされる。
腱などは強靭なため、弓の弦に用いられることもしばしば見受けられる。
分布:
山や森、大きな宮殿、城、もしくは地下など。