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アイトワラス

アイトワラス

概要:

 アイトワラス(リトアニア:Aitvaras)は、リトアニアにおける蛇の精霊、又は神であり、日本語ではアイトヴァラスとも表記される。

 アイトワラスは場所によって姿を変える精霊で、例えば屋内では黒猫や雄鶏、屋外では空飛ぶドラゴンや尾が燃えている蛇といった具合で化ける。

 アイトワラスが一旦家に入ると追い出すのは困難だとされるが、その家を裕福にしてくれる。

 しかしその実態は、隣家から飲食物や金品を盗むといったものである。←ちなみに盗みの対価はオムレツのみらしい。←意外とかわいい。←だからといって許される行為ではないが。

 ちなみにこのアイトワラス、悪魔から買うこともできるとされているが、その代価として人間の魂を要求されるのだとか。←仮にも神とも呼ばれている存在が悪魔から買えるとはこれいかに?

 アイトワラスに関する記録は1547年から認められるといい、その後も不自然な経緯で豊かになった家へのアイトワラスの関与がしばしば記録されているらしい。

 リトアニアで知られる蛇の精霊には他にザルティスがおり、アイトワラスは「飛ぶザルティス」とも表現されることがある。

 ちなみにザルティス(リトアニア:Žaltys、英:Zaltys)とは、バルト地方の古来の宗教に基づいて信仰されていた蛇で、ヨーロッパヤマカガシのこと。


別名:

 アイトヴァラス、飛ぶザルティス、


脅威度:

 極めて不明。

 ただし、庶民にとっては食料や金品を盗まれるという点ではそこそこリアルな脅威ではある。

 場所によって姿を変えることができるため、追跡の最中に見失ってしまうと、ほぼ確実に捕まえることはできないだろうが、捕まえるだけなら庶民でも可能かもしれない。


生態:

 場所によって姿を変えるオムレツ好きの蛇の精霊、あるいは神とされるこれは、卵生で悪魔から人間の魂と引き換えに購入することができる。

 場所によって姿を変えるという特性から、おそらく元々は「何かを失くした」時にたまたま鶏や蛇が視界に映り、彼らが「おそらくそれがその何かを盗ったのだろう」と連想したところに起源をもつと考えられる。

 よく物を盗む手癖の悪い精霊で、オムレツを対価になんでも盗ってくる。

 もし家の中で何かを失くした時に、近くに蛇や鶏がいたならば、それがアイトワラスだと疑わなければならないだろう。


弱点:

 場所によって姿を変えるということは、つまりその部屋の容積によってサイズを変えることができるということなのだろう。

 つまり小さな壺の中に彼の好物であるオムレツを隠し、中に入り込んだところで蓋を閉じれば簡単に捕らえることができるはずである。


食性:

 オムレツを好む。


進化/派生種:

 おそらく「飛ぶザルティス」と称されるように、古来バルト地方で信仰された宗教に登場するザルティスから派生したものと考えられる。


討伐部位:

 不明。

 核がある設定ならそれでよし。


利用価値:

 生きたまま使うならば、オムレツを与えて裕福になることができる。

 または、古く洋の東西を問わずその血肉を食せばそのモノの能力を得られるという思想があることを鑑みて、食べれば変身能力を得られるかもしれない。


分布:

 バルト地方、他

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