ゴースト
概要:
ゴースト(英:ghost、独:Gespenst、仏:fantôme、日:幽霊)とは、一般的に人間の死後、怨念などの強い思いなどによって、成仏せずに霊体として現世に居続けているものを指す。
そのため、ゴーストは日本語で死霊と翻訳されることもある。
また、ゴーストについては洋の東西を問わず世界に広く類似の記載があり、中世ヨーロッパや中国、また陸域のみならず世界の水域にもいるとする記述があり、現れる場所に関しては制限がない。
西洋でも日本同様に、人間の肉体が死んでも魂が死なずに現世でうろついたり、家宝を守ったり、現世への未練から現世にとどまったりする話は多くあり、霊が他人や動物にのりうつることもあるといわれる。
また、ゴーストが出現する条件や状況も洋の東西を問わず一致しており、生前の執念や未練などが元となって現世に姿を現わすようである。
長く小説では、ホラーの代名詞として活躍した方が、しかし近年のライトノベルではヒロインの座を飾ることも少なくなく、ホラーよりも萌え化が進んでいる。
別名:
幽霊、おばけ、お化け、ファントム、ゲシュペンストなど
脅威度:
初級〜中級冒険者向け。
物理攻撃に対する完全耐性を保有している場合があるが、しかしゲームなどにおいてはその限りではない場合の方が多い。
しかしライトノベルなどでは、主人公やなんらかの能力を持っているキャラクターに限って、ゴーストに触れたり話したりすることが可能とする設定の場合もあり、ここら辺の設定は特に縛りがなくかなり自由であると見える。
脅威の面からみれば、例えば物理攻撃に対する完全耐性(すなわちすり抜ける)を保有しているゴーストだと、ターンアンデッドなどの聖属性の攻撃魔法、あるいはプリーストのスキルなどにのみよってダメージを与えることが可能という場合は、脅威度はそれなりに高くなる。
尚、この辺りは前項『リビングアーマー 』を参照のこと。
また、ゴーストは霊障、あるいはポルターガイストと呼ばれる特殊攻撃(物理)を使って攻撃を仕掛けてくることが定番であり、こういった攻撃から身を守るだけであれば、さほどの苦労も必要ない場合が多い。
しかし、例にもよってこれについても物語やゴーストの種類によって差が激しく、ゴーストの脅威度は基本的には作者によって大きく左右される要素だと考えられる。
また、目を離した隙に瞬間移動をするなど、一度目を離すとどこにいるか分からなくなり、奇襲を仕掛けられやすい。
生態:
生前の状態によって大きく左右されるが、そこら辺のMobの場合だと、強い怨念を以て誰から構わず攻撃を仕掛けてくる凶暴性を有する。
また、目を離した隙に瞬間移動をするなど、一度目を離すとどこにいるか分からなくなり、奇襲を仕掛けてくるなどする。
弱点:
聖属性の魔法などが主な弱点として設定されているケースが一般的である。
食性:
既に死んでいる上霊魂の姿なので食べる必要がないという設定や御供物など、あらゆるものの魂的なものを吸い取ることで腹を満たしている設定など多岐にわたる。
また、後者の場合では、湯洗いが食べたものは全て味がなくなるといった設定もたまに見受けられる。
進化/派生種:
ゴーストの中でもその上位種をレイスと呼称したりする場合が多い。
討伐部位:
ゲームなどの場合は ゴーストのかから や 魂のかけら などといったネーミングで、ゴーストの破片のような代物がドロップすることがあるため、おそらくそれに類したものが討伐部位として指定されるか、そもそも幽霊に討伐部位が指定されていなかったりと作品によって様々。
核がある設定は稀だが、あるならばそれも討伐部位として指定されることもあるだろう。
利用価値:
ゴーストのかけらなどは魔法薬の素材になることがしばしばある。
分布:
墓地や水場、古城など。