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アルラウネ

アルラウネ

概要:

 亜人、薬草、魔物と幅広い分野に登場する植物型の怪物。

 マンドラゴラがドイツ語に翻訳されたもので、実物としては全く同じもの。←こういう例はバジリスクをはじめとして結構あるっぽいね。

 人を誘惑し、(えっちなこととか、もしくは本当に食事の形で)その精を食べる。

 多くの場合、花冠かかんから少女(年齢は問わないが、少なくとも美しい女性がほとんどで、醜い老婆はほとんど全くと言っていいほどない)の体が生えた姿で描かれる。

 日本では、西谷史の小説、及びそれを基にしたゲームシリーズである『女神転生』にて、少女の姿で現れたことから色々な解釈が生まれたとされる。

 なお、マンドラゴラはナス科の植物として実在し、根にはアルカロイド系の毒を含む。

 麻薬効果を持ち、古くは鎮痛薬、鎮静剤、瀉下薬(下剤・便秘薬)として使用されたが、毒性が強く、幻覚、幻聴、嘔吐、瞳孔拡大を伴い、場合によっては死に至るため現在薬用にされることはほとんどない。←ということは、たまに薬用として使われるということだね。

 伝承でアルラウネはマンドラゴラと同じ姿で描かれるが、異世界系ライトノベルでは全く違った別種として描かれ、アルラウネとして登場する場合、大概は亜人か魔物として登場する。


別名:

 マンドラゴラ、マンドレイク、アルラウン、アララウン、アリュネケン、エルトメンヒェン、ガルゲン・メンライン、アルルーナ、恋なすび


脅威度:

 だいたい、中級から上級冒険者向けに設定されている。

 伝承のマンドラゴラには、引き抜くと叫び声を上げるとされ、それを聞くと発狂して死んでしまうという伝説がある。←これは、自生しているマンドラゴラの根は地面から引き抜きにくく、無理に引き抜くと地中で根が切れて、その際にものすごい音が出る為、それに尾鰭がついた結果だと私は思っている。

 アルラウネの場合は、異世界系ライトノベルでは植物を操る力を持っている場合があり、彼女らのテリトリーである森の中でアルラウネと戦う場合には苦戦を強いられるケースが多い。←というかむしろ自殺行為に等しい。


生態:

 異世界系ライトノベルでは、アルラウネは気性の穏やかな魔物として登場するパターンが多い。

 植物として登場する場合はしばしばマンドラゴラの名前が用いられ、さまざまな薬品に加工される。

 ちなみに、植物としてのアルラウネの生態は、根を強く張る毒性の強い植物として登場する。


弱点:

 植物なので、火をつけられればひとたまりもない。


食性:

 精液、精力など←エロゲ要素強そう。


進化/派生例:

 マンドラゴラ(マンドレイクとも)


討伐部位:

 花弁がほとんどだが、マンドラゴラの場合は根っこが重宝される。

 たまに首や耳も討伐部位に指定される。


利用価値:

 マンドラゴラの場合、根っこは惚れ薬や麻薬、石化を解く薬の材料に用いられる。←石化を解く薬は『ハリー・ポッターと秘密の部屋』にて名前だけ登場してた気がする。

 他にも根にはいろんな使い道があり、精力剤や媚薬、不老不死の薬の材料として、中世ヨーロッパでは多くの魔術師や錬金術師、呪術師が重宝したといわれている。

 アルラウネの場合は、作品によってその花の蜜に様々な能力を宿しているパターンが多い。←アルラウネの蜜って、なんかエロいよね。

 たまに花弁が食用になる。


分布:

 森とかの温暖なところを好むっぽい。

 現実のマンドラゴラ(アルラウネ)は、地中海地域から中国西部にかけて自生している。

 伝承では、カルタゴの軍勢が放棄して撤退した街にマンドレイク入りのワインを残していき、街に入ってきた敵軍が戦勝祝いにこのワインを飲み、毒の効能によって眠っている敵軍を皆殺しにして勝利を収めたと伝わっている。

 その他にも、ツタンカーメンの墓に栽培する様子が描かれている。

 またヘブライ語聖書に、受胎効果がある植物として出て来る。←しかし実際には全くその逆で、アルラウネ(マンドレイク)には堕胎効果がある。

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