ー出会いの花は桜ー
青春物語です。
花宮 飛鳥 >>明るい性格の、中学校1年生。
実は引っ込み思案で、言いたいことがいえない。
新風 光 >>花を育てるのが好き。
勉強、スポーツ、性格もすべてパーフェクト。
チューリップと桜の花が一面に広がった花畑に私は1人で立ち尽くしていた・・・
-悲しい顔をしているのは、なぜ?-
★
今日もまた【発表会】。
部活動やクラブ活動のないよう発表をするらしいけど・・・
私はどこにも入りたいとか思わない。
明るくて、はきはきとしてる自分なんてただ表の顔、ヒツジ。
実際には裏の顔狼なわたし。
我慢するだけの場所なんか、私にはいらない・・・
★
「男子バスケ部入部よろしく!」
「陸上部はやせます笑興味のある人はー・・・」
クラスで盛り上がってるけど、興味のない話。
ただ、表の顔では明るい私なのだからみんなの話にのらないと・・・
でも、この学校では1年生は必ず部活動、クラブ活動に入らないと
いけないらしい。
どうしよう・・・
心の花が、しぼんだ気がした。
「あーすかっヽ(。・ω・)おはよ~(`・ω・´)元気??」
幼馴染の未玲には、何でも分かられてしまう。
唯一の、本当の感情が出せる友達で、大好きなんだけど。
「飛鳥さぁ、バレー部見学しに行かない((´・ω・`)) ?」
未玲は昔からバレー部に入りたいって言っていた気がするけど・・・
まさか誘われるとは思ってなかった、私の思ってること知ってるはずなんだけど。
まぁ、どっちにしろ入らないといけないし、見学くらいはいってみようかな。
「うん、okだよー!」
私は、入る気すれすれもしないのにバレー部見学に行ってみることにした・・・
-この行動で、私の人生が変わるー
バシッ、バン、ダダダッ!色々な音が聞こえてくる。
かっこよくスパイクを決める男子の先輩や、それを必死に取ろうとする女子の先輩。
パスを繋げ、またスパイクを打つ。
「か、かっこい・・・い」
ふともれる声…
え、わ、私の声!!??
「飛鳥、一緒にバレー部入部決定だね。」
未玲は、わくわくした動きと、きらきらした目をこっちに向けながら言った・・・
*
私は鶴木未玲です!
大好きな幼馴染と、憧れのバレー部に見学しに来ました!
2人でわいわい見学してると、声をかけられた。
「入部するの??私は2-A組美浜 栞です。もし入部するならヨロシク・・・って」
美浜・・・栞!?
「未玲じゃん、お久しぶりじゃーん!」
栞姉ちゃんが、まさか美華学園に通っているとは思いもしなかった。
飛鳥が声をかけてきて、紹介してあげると。
「こんな美人な人が知り合いなんて、未玲すごい!」
正直、めっちゃうれしかった!
優しくて、美人なのに運動が出来る栞先輩と部活一緒なんて感激だなぁ。
*
これから毎日楽しくなりそうな部活。
入部届けを出して、正式入部をした私たちにはまずはボールの投げあいから教えてもらった。
そのときに教えてもらった先輩・・・
新風 光先輩が、隠れイケメンだった!!
そりゃあ、さぞかし人気だからお話なんか出来ないし、なんてったって全国レベルの
先輩だったから近づきにくい。
男女ばらばらだし・・・
★
RINEでつぶやいてると、光先輩のデータをたまたま見つけてしまった。
フォローしようか迷ってたけど、勇気を出してフォローしてみたら。
「新入生の人??よろしく!」
と来て、なんて答えようか迷ってしまった。
恋愛の好きじゃなくて、かっこいいだけなんだけど・・・
ちょっと緊張してしまった。
「花宮です。よろしくお願いします。」
とりあえずそう打って、スマホをやめて寝た・・・
★
それから毎日必死にバレーの練習をしている私たちに、悲劇が起こる。
「美浜が・・・交通事故でなくなった・・・」
桜の花が、舞い散った夕方の出来事だった・・・
-続くー
【実春の実。】
■あとがき□
こんにちは、実春の実です。
名前はまだ決めてません!
春はまだ小説書いてないんですけどよろしくお願いします!
実春として、2つの合作小説を投稿する予定です。
1つは祭りの夜についてのお話で、もう1つは妖精の恋についてです!
閲覧お願いします!