今を生きる
川の流れに逆らえず
風のように流れに導かれ
最後は一人、地に残された
自分の生きてきた轍は、蛇行しながらも前に進んでいると思っていた
けれど、今は
前だったのか
後ろだったのか
それとも
左か右か
全く分からない
義務というレールも
夢という道も
ない世界に生きている今
人としての当たり前が常識なのか
常識が人としての当たり前なのか
非常識が異常な人なのか
異常な人が非常識なのか
そんなものは、どうでもいい
前後左右の感覚も
生きている意味も
人間だという自信も
自分は自分であるという全てに
どんな価値があるのかが知りたい
生きるから
死せる
死せるため
生きる
神よ
過去も
未来も
自分には関係ない
だから…
今を大切に出来る
心をください