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主殿、我だけを見よ~異世界で助けた奴隷少女は元・魔王軍幹部!?独占欲と戦闘力が規格外な娘と遺跡探索スローライフ~  作者: 猫村りんご


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【第103話】診療所の片付け後、二人きりの夕方

2026年もよろしくお願いします。

【第103話】診療所の片付け後、二人きりの夕方


診療所の戸を閉めたのは、夕日が村を赤く染め始めた頃だった。


「ふぅ……今日はさすがに疲れたな」


いつもはのんびりしている診療所だが、今日はなぜか患者が集中した。

大事に至るようなものはなかったが、数が多いというのはそれなりに堪える。


「お疲れじゃ、主殿」


背後から柔らかい声と、背中にぴたりと温もりが貼りついた。

ナヴィが後ろから腕を回してくっついてきた。労ってくれているのだろう。


「今日は人が多くて大変じゃったのう」


「最近暇だったから余計にね。でも、ナヴィが手伝ってくれて助かった」


「我も慣れてきたからの。主殿の世話はお手の物じゃ」


そう言いながら、ナヴィは俺の頭に手を置いた。

指先がゆっくりと動き、俺の髪を撫でる。


「ほれ。疲労気味の患者に我のヒールは効くであろう?」


「あ~……これは効くなぁ。俺のヒールなんか目じゃないかも」


「そうじゃろう、そうじゃろう」


どこか得意げな声。


「では、治療費は金貨三枚じゃ」


「たっか!」


「おやぁ?」


背後から、楽しそうな気配が濃くなる。


「払えぬというのなら……体で払ってもらうしかないのう?」


「流れ変わってきてない??」


夕暮れの診療所に二人分の笑い声が響く。

そんな、夕方のひと時だった。


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