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8.初めて

クロの翼で空を飛び、降りた大陸「ティア」。この大陸では動物が人間のように暮らしている。人間に捕食されるばかりだった動物に何者かが知恵を与えたらしい。


知恵を得た動物たちは人間のように争うのは愚かだと悟り、愚かな人間を大陸から消し、争いを減らすために草食動物と肉食動物の生活する場所を分けた。僕達が降りたのは草食動物たちが暮らすスペースだったようだ。ここはまだ悪魔が来ていなくて平和だった。久しぶりに生きている者に会えて僕は嬉しかった。知恵のある動物たちは人間のように会話ができて、クロ以外との会話を楽しんだ。


夜になり、祭りが始まった。僕達が空から降りてきたのを見て天使と勘違いしているらしい。クロは天使なのかもしれないけど僕は違う。でも、千年以上生きてきて初めての祭りなんだ。今日だけ天使だと嘘をついてもいいよね…?


「お前天使だったのか」

僕の嘘をクロは笑ってからかってくる。


「別にいいだろ…祭り、参加してみたかったんだ」


「だめなんて言ってないだろ?ただお前が初めて嘘をつくから」


「記憶が無くなる前はわからないけど確かに僕初めて嘘をついたよ。最初の嘘が『僕は天使』なんて罰が当たらないといいな」


「はは、お前は本当に面白いな」

馬鹿にして…。でも悪い気はしなかった。今までで一番楽しい気がして、この時間がずっと続けばいいなと思った。


朝になり、クロと僕は肉食動物が生活する場所に向かうことにした。別れの挨拶をしたかったのに誰も起きてこなかった。


「みんな朝が苦手なのかな?また会えるといいな」 「そうだな」



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