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6.邪魔
「太陽が沈んじゃったけど弓使いは大丈夫かな。早く見つけないと…」
「だめだったみたいだ」 「え?だめだった?どういうこと?」
「あっちに悪魔がいる」
クロは何故そんなことが分かるのだろう。
僕はクロを追うことしか出来なかった。
話をすることなくしばらく歩き、クロは足を止めた。クロが見つめる先には人間の死体に手を近づけている人間ではない白い「なにか」だった。多分アレがクロの言っていた悪魔なんだろう。想像していた悪魔とは真逆の姿をしていて戸惑うが、隣にいるクロを見て悪魔なんだと確信した。
「邪魔しやがって」
出会ってから聞いたことのない低い声でクロは言った。クロが悪魔に手を向けた瞬間、地面に落ちていた武器が宙に浮き、光よりも速く悪魔に突き刺さった。
「あいつらは抵抗しない。さあ撃て」
クロの声にハッとし銃を出す。これ以上人間に被害を出させないために僕が悪魔を殺すんだ。銃なんて初めて使うから悪魔に近づき銃口を悪魔の頭に向ける。悪魔はクロの言った通り抵抗することなく金の瞳でただ僕をみつめていた。




