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努力畢生~人生に満足するため努力し、2人で『無敵』に至る~  作者: たちねこ
第四部 青年期 『1年生編』 前編
499/624

『1年生文化祭編』 『開始』

 レイ歴279年。

 11月28日。

 午前8:30。


 生徒会室。


 「ここまでの協力、感謝する」


 俺は、生徒会庶務の席に座り、1番奥の席に座る生徒会長の話を聞いていた。

 俺の対面は空席で、その隣の会計の席にはティン。

 俺の隣の書記の席にはエスクラボ。

 エスクラボの隣の副会長の席にはプリンセッサ副会長が座っていた。


 ・・・今日もティンの左隣の副会長席は空席だ。


 「無事、この日を迎える事が出来たのは皆の協力があってこそだ。 特にティンブレ・アルボル。 貴殿は、自身の会計の仕事だけでなく、体調不良のスィダに変わり多くの仕事をこなしてくれた。 深く礼を言う。 ありがとう」


 「いいって! それより、早く話を進めようぜ! 全員が忙しいんだ」


 「ふん。 まったく、素直に聞けばいい物を。 分かった。 では、本日の動きを再確認するぞ」


 会長の言葉に続くように副会長が立ち上がった。


 「では、私から」


 そう言って副会長は今日の文化祭の流れを確認し始めた。


 俺の役目は校内の見回りだ。

 今日は初日。

 在校生のみで過ごす日だが、浮ついた気持ちの生徒が多く、毎年喧嘩やトラブルが絶えないらしい。

 一応、一般生徒よりは腕が立つ俺はそう言った事への対処が仕事になる。


 そして、空き時間は『絵画部』の出し物につく。

 『美術室』は昨日のうちに展示ように改造してあるため、あの中にはニエベが描いた絵と、彼女が以前描いた『絵本』。

 そして、俺が描いた絵と、何とか間に合った漫画が展示してある。


 俺が生徒会の仕事をしている間はニエベが。

 ニエベが風紀委員の仕事をしている間は俺が部屋の中に待機する。

 絵に悪さするような者はいないだろうが、一応だ。


 そして、夕方には部屋を閉める。

 部屋を閉めてから俺はバンドの最後の合わせ。

 ニエベは図書館で受付をしているファセールと代わりに行く。


 そして、17:00からはいよいよ発表会が始まる。


 初日の俺の動きはそんな感じだ。


 ティンも見回りをするが、副会長の仕事もあるらしく、基本はこの部屋にいる事になるらしい。

 バンド演奏には必ず行くと言っていたが、大丈夫なのだろうか。


 「・・・と、言う動きになります。 変更点などは特にありませんので予定通りの動きをしていただければ問題ないかと」


 「うむ。 だが、そううまくいかないのが本番だ。 困ったことがあった時はすぐに相談しろ。 これは全員で協力する行事だ。 くれぐれも無理はするな」


 言いながら立ち上がる会長。


 「必ず、成功させるぞ」


 会長の言葉に生徒会の面々が頷いた。


 いよいよだ。


 いよいよメディオ学院文化祭が始まる。


 ・・・演奏で、スィダに俺たちの気持ちが伝わってくれるといいんだが。

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