【小ネタ】ピンク髪男爵令嬢を、ピンク『髭』男爵令嬢と読み間違えた
活動報告に書こうかとも思いましたが、長くなりそうだったのでエッセイにしました。
最近視力と集中力がとみに低下しているため、こういう読み間違いをよくします。皆様もよくやる間違いですよね。
そこで思ったんですけど、ピンク髪の男爵令嬢がいるなら、その父親のピンク髪男爵というのがいてもおかしくありません。娘が父親と同じ、ないし似た色の髪である確率は高いはず。まさか男性のピンク髪は遺伝子上潜性だから発現しないとか、そんなことはないでしょう。
でもなろうで見かけない。
ピンクの髪と髭の男爵。
想像してみましょう。趣深いではありませんか。ピンク髭の男爵。
30代くらいで男爵としての仕事はしていて、でも売れない芸術家のパトロンになったり平民向けの酒場に通ったりする趣味人。
しっとりと落ち着いたローズピンクの髪と髭(顎髭推奨)、それに合わせたブラウンの洒脱な服、育ちの良い悪戯な微笑みを浮かべて、好奇心のおもむくままに自ら事件に首を突っ込む……。
ええやん! めっちゃええやん! 誰かこのキャラで小説書いて!
もっと年配でもいい。
50代かそれ以上の男爵。がっしりしていて裁判官とかやってそうな厳格な雰囲気で、モラルが高いけど気難しい。ステッキを鉄板装備で、何かというと「近頃の若い者は」と小言を言う。
でも、寂しめ頭髪と長い顎髭は明るいバブルガムピンク。さらにかわいめピンクに白髪が交じって、さながら甘ロリのドレスのごとき配色。周囲もなんかヌルい眼差しで見てしまう。
おじさまの髪と髭がピンクって、その時点でいい人っぽくなりません? 髪色と性格は、全くなんにも関係ないのに。
そしてピンク髭男爵は、「ルネッサ〜ンス!」と言いながら赤ワインで乾杯したり、魅惑のハイトーンボイスで高らかに歌い上げたりするのです。しなくてもいいけど。むしろするな。
今のところ、『ピンク=女の子向けの可愛い色』というイメージがあるからこんなネタが成立していますが、ジェンダーレスとか多様性とかがもっと前面に出てくると、別にピンクとオッサンの組み合わせとか普通になるんでしょうね。まあイメージなんて国や時代でいくらでも変わりますから、それはそれでいいと思います。現時点ではちょっと面白い、という話。
また将来、『○○と言えば××のイメージ』というのが生まれてくるのでしょう。
結論。
ピンク髭男爵はいいものだ。
ピンク髭男爵よ、なろう市民権をゲットしてくれ。
追記
『ヒロインちゃん』を『ヘロ○ンちゃん』と読み間違えたのは真剣にヤバかったです。
今、オーブンでマフィアを焼いてるの!