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普通に専門用語使うなって「K~EAT」

旅行記続きを書いています。

エッセイ的なリアルを楽しみたい方に、日頃ファンタジーとか書いてる筆者が、ただ書きています。

        ※


 こんな話をすると、どうせあなたって、海外慣れている人でしょ!?

 英語も堪能でしょ?

 なんならフランス語も話せて、お金とかも全然いけてるんでしょ!?


 そんな罵声が飛んできそうだった。


 正直にいうね。

 確かに私、管理職になるまではおジョーよ。


 過去にフランスも連れて行ってもらったし、常に語学できる姉妹が一緒にいてくれた。旅行の費用ですら、支払ったことなかったんだよね。


 海外も行き慣れていた。

 いろんな国に行ったけれど、そう、なんていうか、まぁノリでってタイプの人間で、楽しそうだったらまぁ行くかって。しばらく海外で住んだ時も、毎日食べるホテルの朝食が美味しいからなぁって、ずいぶん国境を軽んじてきた。

 周囲の甘やかしてくれる人たちによって。


 でも旦那は、仕事を休めない人で、飛行機が怖い。

 再び海外の刺激に触れるには、もう単独行動しかなかった。


 若い頃、ロサンゼルスのダウンタウンで1人になったことがあった。

 そうとう危ないところで、夜中銃声が聞こえたけれど、今回はそれくらいの覚悟で行った方がいいかもしれない。だって旅の始まりから終わりまで、1人だものね。


 ロスでは、後に友人に会えたけど、今回は誰に会えるわけでもないのでね。

 身構えよう。

 思慮深く行動しようと思っていた。


 なのにさ。

 最初、韓国で一泊するのが乗り継ぎだって、出立の2日前に知ったんだ。


 まずパリに到着する1日目の時間が17時過ぎで、チェックアウトやら何やらしていたら多分夜になるので、この日は寝るだけの宿でいいと思い、コンドミニアムを予約した。評価はかなりいい。後、次の日はルーブル美術館とパリ市内を観光するため、それから最終日に滞在するホテルとして、パリ中心のアクセスの良いホテルを飛び日で予約した。


 またネットで調べるうちに、ルーブル美術館などは混み合うので、ネットで事前予約をした。パリのミュージアムパスをとっておくといいということも知って手配を済ませた。そうそう、最終日にフランス料理は食べたいので、Googleでお店も予約する。ここまでは全て順調だった。


 完璧じゃない?

 日本にいてもできることが多くて、私はご満悦だった。


 ところが、一つ問題が発覚した。空港からパリまでは、鉄道Bラインを使う。多少治安の良くないところを通るけれど、スリに気をつければいいだろう。パリ市内も大丈夫そう。パリから郊外までも鉄道で行けるはず。でも肝心の、アンボワーズでの移動手段がほぼ断絶していることに気がついた。タクシーは乗らない方がいいという情報だけ。なんで??


 仕方がないので出立日の1週間前に、運転免許証の国際ライセンスを取得した。仕事忙しかったのに、隙間をぬって申請を済ませた。でも運転右ハンドル、右側通行で、地方はいいとしてパリ市内は車が多い。ほんと大丈夫って思ったわけです。お城への道のりは遠そうでした。


 あと出立2日前に更に問題発覚。これは結構致命的な問題で、仕事で参加した経営者協会の知人が、フランスに行くのに韓国仁川空港を経由すると言っていて、「同じですね」と言ったら、「一泊しながらだから時間かかるけど安いしね」と伺った。


 確かにチケットはその方が安かったけど、乗り継ぎの仁川で一泊するとはとういうことかと、慌てて家に帰ってチケットを確認した。

 あーーやばい。

 フランスでしかホテル予約していなかったのに、あろうことか韓国で行きに一泊、帰りにも一泊することになっていた。


 しかも、調べたところ72時間以内にKーEATをとっておかないと韓国に入国して泊まらせてもらえないみたい。悲しいかな既に72時間切ってるしね、と少し慌てて、ネットでKーEATなるものの手続きを済ませた。


 済ませたなんて書いているけど、小一時間は頭を捻って手続きし、リターンメールが来るのを心待ちにした。セーフだった。2時間以内に難なくKーEATの手続きが終わり、私は無事入国できることになった。滞在先のホテルのアドレス書かないといけないので、先にホテルを予約しておかなければならなかったけれど、一応止まる予定っぽいところの住所を書いておいた。

書かずにはいられない。だって書きたいから。

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