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コインロッカーのありがたみ

ルーブル美術館、入るまでまた長い記憶が蘇った。

てことで、旅行記が続く。


書くほうは忘れないうちにって焦る。

        ※

 告白します。

 私は私が想像主になっていました。

 つまり小説を書くうえで、書いている登場人物は全て私が考えたキャラクターなのですが、彼らからかなり教えられる部分がありました。


 ファンタジー小説で、全てのものが何でも揃う現代社会とは違ったので、日本人である私は割と無下にしてきたんですけれどね、異世界みたいな海外に行くと、彼らの言葉は「経典」でした。


 例えば。

『食料は貴重。いつ食べられるかわからないのだから、手に入れたものは絶対に捨てない』


 事実私は、パリに来た初日に、なんてことはないスーパーで購入したパンとチーズとヨーグルト、そして生ハムを賞味期限ギリギリまで常備していたんです。

 そして助けられました。


 ほんと海外って、日本人が暮らす日常ほど便利な世界はないんです。


 フランスから帰ってきて、うちの職場の職員が言っていました。

 うちの職場の職員って、たぶん海外に行ったことがある人は少数派です。


『日本人のパスポートって、世界でかなり信頼度が高くて、海外に入国しやすいらしいんですけど、そんなパスポートが作れる日本人のうち、海外に出ていく人って三分の一くらいらしいです』


 そっか。


 それから海外に若い時に行ってきた老年代の方達はこうも言っていました。


『若い時はね、それなりに何国も海外行ったんだけど、今は日本が一番いい』


 ほぅーー!!

 フランスも2回くらい行った方の言葉でして、私は考えてしまった。


 出てみても、出てみなくても

 まあまあ良い国。

 日本に生まれて良かったな。


 一句出てきた。


 私はそんなことを思いながら、ルーブル美術館の係員に案内されながら、スーツケースをコインロッカーに預けていた。


 地下鉄や観光に、スーツケースは邪魔でしかない。

 連泊したりツアーでバス内に預かってくれる場合はいいけれど、個人で旅行しているときは常に持参したスーツケースが一緒になる。私のは小さいので常に一緒に持ち運べたけれど、それでも係員に荷物を預ける場所を案内された。


 これがツアーとか連泊しなかった宿命。

 私は海外のコインロッカーのありがたみを思い知った。

後期は特に。

忘れないうちに、って焦りながら書いています。

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