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第8話「冒険者ギルドその1」

ども!花月です!

お詫び砲<もう一話更新すんぞー!

よろしくお願いします(。-`ω-)

第8話「冒険者ギルドその1」


 王都ガウンディアにやっとの思いで入ることができた旭陽たち。旭陽は、王都の光景に目を見張る。人、人、人。見渡す限り人がたくさんいるのだ。旭陽は、ある種族に目を向け続けている。

 日本には存在しない『亜人種』である。亜人にも、エルフ、ドワーフ、獣人、魔人など種族がある。そんな中、とある人物が旭陽に声をかける。


「おにーさん、見て行ってくださいにゃ」

「ね、猫耳!」

「猫耳とは失礼にゃ!にゃーにも名前があるにゃ!」

「猫耳の君、名前を教えてはくれないか?」

「お客さん、にゃーの名前は高いにゃ」

「なん、だと・・・。名前を知るのにも金がかかるのか」

「旭陽!馬鹿なことをしていないで、まずは身分証を作りに行くぞ!」


 猫耳獣人と話しをする旭陽に対し、冷たい視線を向けながらクリスが声をかける。


「クリス、嫉妬しているのか?猫耳の君は可愛いもんな」

「馬鹿者!嫉妬などするものか!お前は何しに街に来たと思っているんだ?」

「そんなの決まってるだろ!猫耳の君に会うためだ!」

「・・・・・・。そうか、そんなに猫耳がいいか。なら好きにするがいい」


 クリスはそう言い残すと、足早に去ってしまった。


「おにーさん、いいのかにゃ?」

「いや、非常にヤバい」

「馬鹿にゃのかにゃ?」

「猫耳の君、それは言わないでくれ」

「わかったにゃ。まずはクリス様を見つけないといけないにゃ」

「ん?猫耳の君もクリスのこと知っているのか?」

「あたりまえにゃ。クリス様を知らにゃい人なんてこの国にいないのにゃ」

「へー、クリスって有名なんだな」

「クリス様はこの国のS級冒険者で剣聖にゃ。ものすごい人にゃ」

「俺、とんでもない人怒らせたか?」

「そうにゃ。まぁ、どこに行ったかは大体想像がつくにゃ」

「本当か?」

「多分、冒険者ギルドに行ったにゃ」

「冒険者ギルド・・・」

「この道をまっすぐ進むと中央通りにでるにゃ。そうすると剣と盾のマークがついた建物が冒険者ギルドにゃ。きっとすぐにわかると思うにゃ」

「猫耳の君、ありがとう。この恩は忘れないぜ」

「いいにゃ、次来た時にいろいろ買ってほしいにゃ」


 俺は猫耳の君に礼をしてから、冒険者ギルドがあるといわれる方向に駆けだした。


≪クリス視点≫


「あの馬鹿者が。そんなに猫耳がいいのか!」


 私は、旭陽に対してイラついていた。なんのためにここまで来たと思っているんだ。いや、待て。私は何かを忘れている気がする。なんだったか。まぁ、そんなことはどうでもいい。

 そんなことを考えていると冒険者ギルドに到着した。扉を開くとギィっと音を立てる。冒険者ギルドにいた人たちの注目を集めてしまった。


「おや、クリス様。今日はそのお姿なんですね」


 受付嬢であるリリィ・トレンチが声をかけてくる。


「は?そのお姿とはどういうことだ?」

「いや、今日は幻覚魔法で男装されてますよね?いつもは魔法使ってないじゃないですか」

「・・・・!!!あぁぁぁぁぁ!!!」

「えっ?どうしたんですか?」

「魔法使ってるの忘れてた!!!男が男に嫉妬するってなんだ!」

「えっと・・・、大丈夫ですか?」

「大丈夫じゃない!リリィ!エールだ!エールを持ってこい!」

「まだお昼ですよ?いいんですか?」

「いいんだ!周りの奴らも飲んだくれているだろ!」

「飲みすぎないでくださいね?」


 リリィからエールの入ったジョッキを受け取った私は、一気に飲み干した。


「よーし!みんな!今日は私の奢りだ!飲んで騒げ!」

「剣聖のおごりだ!」

「やっほーい!飲むぞ!!!」


 周囲の冒険者たちは、クリスの奢りだとわかると大量の酒を注文しだした。魔法を使って男装していることを忘れていたクリスも一緒に飲み騒ぐ。さてはて、どうなることやら。


クリス「作者よ、言うことがないか?」

作者「・・・・。さてはて、記憶にございません」

クリス「おい、なぜ私の失態が話になっているのだ?」

作者「あー、猫耳の君がかわいい」

クリス「おい、〇すぞ?」

作者「すみませんでした」

クリス「わかればいい。次はないぞ?」

作者「はい(涙目)」

美夜「次回!作者は助かるのか?」

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