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第1話「異世界転移」

ども、花月です(。-`ω-)

一応、連続投稿です。


おなかすいた。アイス食べたい(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

「救急です。道で人が倒れていて!息はしているようですが意識がありません。早く救急車をお願いします」


 俺はスマホを手に持ち耳に当てながらそう伝えたはずだった。だが、手にスマホはない。何故だ?田中商店に向かう途中で人が倒れていた。それを見つけた俺は、119に連絡し、救急車を呼ぼうとしているところだったはずだ。ここはどこだ?倒れていたはずの人もいない。何かおかしい。

 そうである。俺がいたのは夜であり、日本のとある道端であったはずだ。だが、今立っているのは、太陽の光がさんさんと注ぐ真っ昼間である。足元はアスファルトではなく、土がむき出しとなっている地面そのものであり、周りには木が生い茂っていた。どちらかというと森だな。


「はっ?ここどこ?」


 場所を尋ねるも答えるものはいない。見知らぬ土地に放り出されたのである。

 これは非常に危ない。危機感を覚えたがあせってもどうしようもない。極めて冷静に判断しなければ。深呼吸をして意識を落ち着かせよう。後、持ち物の確認だな。えっと、スマホはないな。鞄はある。何故だ。スマホ返してほしい。鞄には、あー、非常食のビーフジャーキーに財布のみと。まぁ、何も入れてなかったからな。しょうがない。

持ち物の確認が終わり、行動に出ようとそう思った時『ガサッ』と後ろの茂みから何かが動く音がする。


「なんだ?動物か?人なら返事をしてくれ」

「すまない、君を巻き込んでしまった。謝ったところで状況は変わらないがな」


 茂みから苦い表情をした金髪で長髪の男が現れた。しかし、この男どこかで見覚えがある。どこだったか。最近見た気が・・・!


「あっ、道に倒れていた人!おい、大丈夫か?」

「は?君は自分の状況を理解しているのか?私が言うことではないが、自分の心配をしろ」

「いやいや、道に倒れていた人を心配するのが当たり前でしょ!」

「君は優しいな。道に倒れていると勘違いさせた私がいうことではないが、心配してくれてありがとう」

「いえいえ、当たり前のことを・・・は?ちょっと待て、道に倒れていると勘違いさせただ?どういうことだ!説明しろ!」

「いやぁ、実は間違って君がいる世界に落ちてしまってね。たまたま、元の世界に戻るための魔法を発動させ待機中だった私に声をかけたのが君だったってことだ。何も不思議なことではあるまい」


 この男言い切った。しかもドヤ顔で。

 ドヤ顔でありえないことを言われたがそんなの気にしている場合ではない。きっと冗談か何かで、テレビのドッキリ番組だ。そう考え俺は、笑顔で長髪の男に告げる。


「現代日本で魔法とか。お兄さん、これってあれだろ?3Dとかで俺に見せてるだけなんでしょ?早くマヨネーズ買って妹に渡さないと俺の命が保証されないんだ」

「3D・・・なんだ、それは?ここは、日本というところではないし、マヨネーズってなんだ?ここは、ガウンディア王国だ。私は冗談なんか言わん」

「・・・・・・。」

「どうした顔色が悪くなってきたぞ。大丈夫か?」

「あの・・・。マジで言ってる?」

「マジかどうかは知らんが本当のことだぞ」


 俺は頭を抱え座り込んでしまった。あぁ、このお兄さん冗談ではなく本気でマジで言ってる。俺異世界に転移してしまったらしい。どうすんべ・・・。美夜にマヨネーズを渡せなかったし、どのみちただでは済まなかったがこれはない。とりあえず、アレを聞いてみよう。


「あの、俺って元の世界、日本に戻れるんですか?」

「んー、そのうち戻れるだろう。なに、何百年と待つわけでもない。私の魔力が回復したら日本とやらに飛ばしてやろう」

「本当ですか!どのくらいで魔力が回復するんですか?」

「知らん!保有魔力を確認する手段なんてないわ。そのうちとしか言えん」

「ノォーーーーーーーーーーーーーウ!!!」


 俺の声が森に響くだけであった。


美夜「おにいちゃん、不運だね。マヨネーズ買いに行っただけなのに」

旭陽「待て、お前が買ってこいって言ったんだよな?」

美夜「てへっ」

旭陽「可愛くしても許すまじ」

美夜「次回!旭陽の異世界生活!」

旭陽「美夜さん?俺の話きいてます?」

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