第9話「冒険者ギルドその2」
ども!花月です。
がんばってます。かいてます。アイデアください←
第9話「冒険者ギルドその2」
「猫耳の君に言われた通り進んできたが、これが冒険者ギルド・・・」
よくわからないがクリスを怒らせたらしく、俺はその本人を探しに冒険者ギルド前まで来ている。いや、よくある物語で冒険者ギルドというものが出てきていたが、ここまで想像通りだとなんか感動するな。
そもそもクリスは何に怒っていたんだろうか?そんなに猫耳の君とじゃれていた俺が悪いのだろうか?きっと、クリスも猫耳の君とじゃれたかったに違いない。そう思うことにしよう。そんなことを考えながら冒険者ギルドの扉に手をかける。中からとてつもない歓声と悲鳴が聞こえている気がするが気のせいであることを祈る。
ギィッと音を立てながら扉を開く。中の状況を確認して俺はそっと扉を閉める。なんだ、冒険者ギルドというところは獣を飼っているのか?いやいや、見間違えであると信じたい。俺は勇気を出してもう一度扉を開き覗き込む。
「おい、貴様!私の酒が飲めないのか?」
「剣聖のおごりだから俺っちも負けないっすよ」
「「ぷはーぁ!!!」」
「リリィー!もう一杯だ!」
「あの、クリス様。冒険者たちを煽って飲み比べするのやめてくれますか?」
「なんだ?私の酒が飲めないというのか?」
「そうっすよ。リリィもっと飲ませるっす」
「「「いいぞー!飲めー!」」」「俺はクリスに金貨1枚賭けてんだ!」「ジョー負けるんじゃないぞ!!」「さぁ!張った張った!賭けの締め切りはもうすぐだよ」
「そうじゃなくてですね。この惨状どうしてくれるんですか?」
「そんなの気にするなぁ!私は剣聖だぞ!」
「はぁ・・・」
なんか怒気を含んだ笑みを浮かべた女性がジョッキを持ってクリスと知らん男の冒険者?に給仕をしている。あいつなにやってんだ?人様に迷惑かけるなよ。よし、俺がビシッとクリスに言ってやらねば。意を決して冒険者ギルドのとびら扉を力強く開き、クリスに声をかけようとした時
「オイッ!なんの騒ぎだ?」
ギルドの2階につながる階段からスキンヘッドの厳つい男が怒鳴りながら降りてきた。
「ギルドマスター!助かりました。はやくこのお祭り騒ぎを終わらせてください」
「リリィ待て。なんの騒ぎだと聞いているんだ」
「かくかくしかじか」
「ほうほう、それで?」
「めしめしうまうま」
「そんなんでわかるか!」
「はぁ、ここにも馬鹿が・・・」
「ちょっと待て。馬鹿と言ったか?」
「いえ、言ってません。クリス様が全冒険者に奢るとおっしゃたらこの騒ぎです」
「事情は分かった。お前ら!これでお開きだ!クリス、聞きたいことがあるから俺の部屋まで来い!」
「「「えー、もっと飲ませろ」」」「「「さっき始まったばっかだぞ!!!」」」
「そうか、続けたいなら続けるがいい。それなりの覚悟はしてもらうぞ」
ギルドマスターと呼ばれていた男が拳を握りしめハァーッと息を吹きかけながら冒険者たちに告げると蜘蛛の子を散らすように冒険者たちはその場からいなくなる。
「まったく、調子のいいやつらだ。クリス早く上がって来いよ」
「む、しょうがない。ギルドマスターからの呼び出しだ」
二人は階段を上がりその奥に消えていった。
作者「本日3本目。がんばってる」
美夜「えらいえらい」
作者「しばらく考えなくていいかな」
美夜「(無言の圧力)」
作者「ひえっ」
旭陽「一緒にがんばろうな」
作者「旭陽きゅん}
旭陽「(無言の圧力)」
作者「・・・・(涙目)」
美夜「次回!おにいちゃん冒険者になる」