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短編集

馬鹿につける薬は本当にないらしい

作者: _


 馬鹿につける薬はない。という言葉がある。


 まさにこれだなという救いようがない知り合い。


 そもそも、こいつは生きているのか?


 いや、成長できるのは人間だけだ、こいつはロボットかもしれない、人間的には生きてる社会的には生きてる、でも俺には死んだように映る。


 これが本当の哲学ゾンビかもしれない。


 不意にそう思ったのは、どんなに話をしても改善されなかったり、そいつにとって重要な話なのに意図的にすり替えられるのだ。



 しっかりしろよと言えば、アニメがあーだこーだ。


 長文の言葉に一言返事。そして分かっているかと思えば、違う話をし出すし、その通りの答えではない。



 聞いてないじゃないか、それじゃあ治らないじゃないか。



 今までの話はなんだったんだろう?


 敗れた約束も聞いてなかったからだろうか? でもそいつは聞いていると言うけど、それが反映されたことはないんだ。


 何度も何度も何度も何度も何度も、過ちを、繰り返す男。


 無駄な時間を過ごしたのかもしれない。はあ、、、



 まるで、自分を小説の主人公とでも思っていて、いずれ神様が助けてくれると信じて疑ってないようだ。


 問題なのは信じて疑っているということにも気づいていないこと。


 危険意識がとてつもなく低いと言えばいいだろうか?


 そして聞く耳を持っていないからそいつの中身は何を言われても何も変わらない。




 そういえば、馬鹿につける薬はないと言ったが、この意味を説明しなかったのには理由がある。



 それはイメージの話で、個人的に馬鹿につける薬はないというのは、馬鹿は薬を飲んでも馬鹿だから大した意味が無いというイメージだった。



 でも違った。




 そもそも、馬鹿は薬を薬だと認識できるはずがなかったのだ。









 

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― 新着の感想 ―
[良い点] ああ、分かります……。 そういう人、いますよね……。 軽いテンションで返事しようかと思いましたが……。 [一言] 最近、色々なところでネガティブな話ばかり聞きます。 あなたにも何かあっ…
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