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ある日の放課後

作者: つけもの

 授業中。僕の元に手紙が回ってきた。ラブレターみたいな手紙。普通のやつが見たらラブレターに見える。まんまラブレターだ。だけど僕はだまされない。それはラブレターではない。過去の経験と本能がそう言っている。中をあけて文章を見てみた。


放課後、体育館裏で話したいことがあります。


 これだけ。いかにも女子が書くような字体で書かれていたこれは、ラブレターに見えるのだ。何回も言う。ラブレターに見える。しかし僕は騙されない。意気揚々となんて行かない。こんな手紙を送ってこないという理由は二つ。一つは、女の子が僕なんかに手紙を送ってくるはずがないということ。二つ目は僕がいじめられているからだ。いじめが始まった経緯はよく覚えていないが……。まぁ、それはそれだ。

 僕は手紙に呼び出された通りに体育館裏に行った。女の子が立っている。クラスの女子だった。クラスの中でもなかなかにかわいいく、制服も似合っていて、黒髪で、髪型はポニーテールなんだが、その位置も完璧であり、スカートの長さも短すぎずとにかく容姿だけみれば完璧な女の子だ。性格は……あまりよくはない。そもそも僕をいじめている人間が、僕からいいやつ判定をもらうことは絶対にない。

「来てくれたんだ」

 僕が体育館裏に着いて一息して、女の子が言う。

「手紙。なに?」

 意気揚々ではない僕が答える。

「そろそろ……死んでほしいと思って……」

 言ったと同時にクラスの体つきのいい男どもが武器を持って現れてきた。うちのクラスではない人間もかなりの数がいる。前に二十人くらいか。後ろにも十人くらい現れたから合計人数三十人。一人ひとりが律儀に武器を持っていた。バット・釘付きバット・包丁・メリケンサック。色々。それはどっから持ってきたのだろうと思うような。棍棒や拳銃なんてのもあった。あの拳銃は本物か?

「お前もこの人数ならさすがにお手上げだろ?」

「そろそろ死ねや~!」

「耳たぶ大好きー!」

 うるさい。いろんなこと言いすぎだ。お前ら。もう少し黙るということをあいつらは知らないのか。まぁ、それは国会議員にも言えるなと、どうでもいいことを考える。

 僕はゆっくりと前へ歩き出した。それを見て一瞬相手がひるむ。そのひるみが前にいる二十人の命とりだった。勝負は一瞬。そもそも一人にたいして二十人の人間がいたところで全員が襲いかかることはできないのだ。武器の形状からしてみても五人が限界だろう。ちなみに、近距離線では拳銃よりもナイフのほうが強いというのは知っていたかな? 拳銃は攻撃までに。構え・トリガーを引き・引き金を引く。というアクションが必要なのに対し、ナイフは刺す・引く。のアクションだけですでに二回の攻撃を行うことができる。ま、拳銃だろうがナイフだろうが、僕には関係ないけどね。

 一分。二十人を倒すのにかかった時間。意外と時間を食ってしまった。遠距離からの拳銃は厄介だった。しかも意外と腕がたつ。これで相手が、構えのアクションなしで撃つことができる奴だったら危なかったかもしれない。

 後ろの十人も倒す。かかった時間は三十秒だった。こんなもんか。女の子もいつのまにか居なくなっていた。倒れているやつを踏みつけ僕は帰る。今日の死亡者は流れ弾をうけた二人に収まったのは不幸中の幸いだろう。

まぁ、いつも思うことなのだが


いじめはよくないと思います。


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