表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

.    幕間    .

 幕間へようそこ。

 そう、ここは幕間です。

 幕間とは基本的には第一幕が終わって次の幕が開くまでの間の事を指します。

 とは言えこの話は幕が開けたらもう終わりが目の前ですが。

 ここを幕間たらしめる特徴は本編では無いと言う事でしょうか。

 さて、この話のタイトルは「多分恋、きっと愛」となっていますね。

 あらすじには「愛や恋の同位体的な愛や恋の話」と言った一文がありますね。

 同位体とは何かを乱暴に説明すると、本来の物質より少し軽かったり重かったりする物質の事です。

 同じ性能の二輪車に体重の異なる人が乗れば二輪車の性能が少し変わってしまう様に、同じ性質である筈なのに違った反応を示します。

 中でもその差が顕著な物質は水素ですね。

 重水素や三重水素、または重水と言った単語を聞いたことはありますよね。

 それらは水素の同位体やそれによって構成される水の事です。

 愛や恋の同位体と言う事は、即ち愛や恋ではないと言う事。

 分かり易く言い直しましょうか?

 即ち本編では愛や恋は微塵も出て来ないと言う事です。

 似たものは頻出していますので、恋愛ジャンルとしてはギリギリの水準を彷徨っています。

 閑話休題。

 本編では愛は与える物、恋は与えられる物としていますが、そうなると愛を持って接する人と恋を求めて接する人が一セットになりますね。

 と言う事は、愛し合ったり恋し合ったりする事は非生産的な事になってしまうでしょうね。

 ならば私は、恋をしていなくてはならない事になってしまう。

 それはまた困った事ですね。

 さてさて、そろそろ幕間の幕引きで御座います。皆様は物語に戻り、私は残酷荘の大家に戻ります。

 私は私を愛する人の作った食事でも食べに行きましょうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ