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やちむんとサンピン  作者: 玲於奈
6/14

カウンセリング

なし

そんなつらい日々でも

1日に1件成約があればいいほう。

秋則も、ある老夫婦から契約が取れそうだったが

収入が無くカードの発行はならず

さらに、その息子から新たな詐欺と訴えられる始末。

会社は表向き。優良企業。

そのクレーム対処と、上司からの叱責で1日がつぶれた。


氣がついて周りをみると、

6名いた男子同期は、

3名になった。

1人は、朝起きることができなかった。

秋則も呼びにいったが、

毎朝ふとんから出られず1週間後、彼は辞めた。

せめてカウンセリングを受けることをすすめればよかった。

残り2名は、就職情報誌を買い込んできたかと思えば

あっという間に転職した。

ここよりは、ましと職種も選ばなかったのだろう。


秋則は、ひたすら耐えた。

扉を開けてもらえば、いいことがある。

あの扉の向こうには幸せが

そう信じ続けて扉をたたいた。

インターフォンを押した。


そして、その幸せは

成績でない形で

1ヶ月後にやってきた。


秋則は異動になった。

異動先は、日藤ファイナンス。


他の2人、一人は系列のタクシー業へ

もう一人は、泣く子もだまる3Kの象徴

日藤建設、マンションの工事現場へと異動になった。


いったいどういう意図で私たちは

配属されているのか。

常につらい現場へと配属される私たち。


そう思い出すのはこの会社の面接試験。




なし

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