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やちむんとサンピン  作者: 玲於奈
4/14

グループ企業

なし

次々と繰り出される理不尽。

翌週は、いきなりの実戦配備。

研修は、社会マナーとかなんとか

まともな会社ならもう少し形にするだろうに

放り込んで鍛えるスパルタ式。

よく言えばそうなんだけど、単なる放任。


新入社員男子は、市内の地図を6等分に分割され

早い者勝ちでセールスに。

いったい何を売るのかと思えば

クレジットカードの勧誘。


????

業務内容もよく確認しないで

入ったこの会社。


入社面接でそんな事言われただろうか。

そして、素朴な疑問。

クレジットカードって

訪問勧誘していいのかしら


2006年にいきすぎた督促で

大手の金融会社が業務停止。

貸金業法も大きく変化。

しかしそれは後の話。


秋則の入社は、バブル後の2000年前半

超就職氷河期、そして会社自体も極氷

果たして生きていけるのか。


今のところ

まさにブラック企業を思わせるこの会社。

その名を日藤株式会社と言う。


日藤株式会社の前進は、日藤建設。

つまり、親父さんがはじめた土建屋。

そこを核に貸金業、物販へと手を広げ。

CD、DVDなどのT屋と提携し

イメージを変えてきたこの会社。

端からみると、

すべてが優良なグループ会社のように思われるが

なんのことはない、

全ては、代表取締役社長の

藤 正光の一言で決まる。


株主が同族に押さえられた

名ばかりの株式会社。

しかしながら、東京近郊のこの市にあっては

超優良企業、土建、金融、交通、物販と

すべてが息のかかったグループ企業。

日藤城下町と言っても過言でない。


なし

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