剣士 シルバーランク狩人/グレン
リーネ・ロナリアが今日もやってきた。朝一から閉店まで居座る。
バリスタを売ってくれとせがんでくるが。職人をけなした奴に武器を売ることはしない。
そんな中、ドアベルが鳴り常連がやってきてくれた。
「いらしゃいませ」
「ソロ、研ぎなおしお願いできる?ってお客さん?」
「いいけど、こいつは冷やかし商人。バリスタ解体して儲けようとしてるから売らないだけ。」
と説明している間に剣をカウンターに置いている。
片手半ブロードソード。バスタードソードと言ったほうが有名かもしれない。
「あと3回モンスター狩ったら折れるぞ。新品買えよ。研ぎなおしじゃどうしようもねぇよ。」
「あーやっぱり?」
「打ち直しする数日休暇しろ。」
「頼むね。ギルドに説明しておく。」
「要望があれば今のうちに行っておいてくれ、無ければ四日後取りに来てくれ。」
「要望ね。グレートソードまでいかなくて良いからもう少し長さと重さが欲しい。」
奥に消えて一本剣を持ってくる。
「これでどうだ?」
クレイモアという両手剣を渡した。
「バスタードソードと違って刃がついてるから切りやすくなってるはずだ。試しぶりしてきていいが前みたいにモンスター切りに行くのはやめてくれよ。」
「はは、そんなことした覚えはないんだけどなぁ。」
「今回もやったら追加で金貨2枚取るし、鉄製だから無茶できないようにしてある。」
「でもさ、モンスター切らないといろいろわからないじゃん?」
沈黙してたリーネが声をかけた。
「試し切りの場所に案内すればいいじゃないですか?」
「そんなもんはない!こっちも無理なものは無理なんだ。」
実際そんなもんはない。ここは弓兵たちの育成施設だった場所の跡地だ。対魔物徴兵はする事があるが武器・育成施設・人材が足りない。
それに弓兵は育てるのが大変なんだ。それを無能集団が剣!剣!剣と騒ぎ立てて・・・。っと関係ない話だった。
それに、ダンジョン内には倉庫とドワーフたちのいる工房、コボルトがいる採掘・精錬場。あとエルフ農場ぐらいなもんである。入られたら全員殺されて終わりだ。全員生産職なんだから・・・。
フリード鋼作成のために魔石は狩人ギルドから購入しているから、出費もある。これ以上広げたら維持魔力が馬鹿にならなくなる。
ドワーフもコボルトもエルフも人間からしたらモンスター扱いだから殺される。
こちとら従業員ファーストなんだ。
結局はリーネは黙り込んでしまった。この都市の狭さをここ数日で実感しているのだろう。
「ははは、お嬢ちゃんは狩人に向いてなさそうだな。ハンターになるにも慎重さがたりない。」
「これでも、狩人の資格は持ってます。」
「この都市ではすぐ死んでしまうという意味さ。できるだけ早く返しに来るよ。」
結果、4日後、曲がった状態で鉄製クレイモアと金貨6枚が手元に入ってきた。
戦果はゴブリン20匹、オーク5匹、オーガ1匹。
ちゃんとフリード鋼製クレイモアを売りつけておいた。
というか、試し切りでオーガ狩っててくるなや。
グレン 19歳 男性
中央第9都市 リャクー出身
剣◎ 斧◎ 槌◎ 棍× 槍× 弓× 砲×
商家の三男ではあるが、数字に弱い細マッチョ。
灰色の髪の毛を後ろで括っている。容姿は普通、特徴は細目の福耳。