負けヒロインは地下賭場にて
「ねえひな。僕、彼女できたんだよ」
冬が近づいてきたある日の放課後、いつものように一緒に帰っている時、唐突に。
幸人が恥ずかしそうにそう口にした。
――は?
え、え。ちょっと待って。
彼女?
やだやだやだ冗談だよね? そんなわけないよね? 生まれたときから隣同士の家で育った幼馴染の私に相談もなく彼女?
恋敵との小競り合いみたいな青春イベントもなく、失恋のショックに耐えながら好きな男の背中を押すみたいなかっこいいムーブを披露することもなく?
東雲ひなの初恋、これで終わるの?
震える私に気づかず、幸人は話を続けている。写真を見せてきた。金髪ハーフの巨乳だ。青みがかった黒髪でスレンダーな私とは正反対。
私の知らないところで、この泥棒猫と甘酸っぱく、ほろ苦く、壮大で、壮絶で、イチャイチャパニックなラブ・ストーリーを繰り広げていたらしい。くたばれ。いややっぱり死んじゃやだ。私のところに戻ってきてほしい。
――最初から私のものじゃないけど。ないけど……ああああああ!
「……そっか、おめでとう」
それしか言えなかった。彼の足枷にはなりたくないから。
……悔しい。
どこで間違えたんだろう。
何が駄目だったんだろう。
何をどう直せばよかったんだろう。
今からでもやり直せないかな。無理だよね。
私が別の誰かを好きになったとして、またこんなふうになっちゃうんじゃないかな。
……怖いな。
その時だった。
――ぞぞぞ。
不思議な感覚が背筋を走ったのは。
幸人の体から、妙なオーラのようなものが見えたのだ。
――え、幻覚? 失恋のショックで何か変なのが見えてるのかな?
幸人の体から出ているオーラはおひさまみたいな色で、あったかくて、めっちゃいい柔軟剤で洗った後のバスタオルみたいな、そんな雰囲気。それが私の方に向いている。
直感的に理解した。これは「親愛」だ。
そして、気付いた。おひさまに隠れてひっそりと、紅いオーラも出ていることに。トゲトゲしていて、燃えるように熱くて、でも優しい。小さいけれど、とてつもない存在感を放っていて、スマホの中の金髪巨乳泥棒猫にまっすぐ向かっている。
ああ。それが「恋」なんだね。
「私と二人だと浮気してると思われちゃうかもね! じゃあね! 幸せになれー!」
声が震えないように必死で隠しながら、私は彼に背を向けた。
さよなら、私の初恋。
「……どうにでもなぁれ」
台風みたいに荒れたい気分だった。
酒とかタバコとか……ルール破ったことないから他に何か思い浮かぶわけでもないけど、とにかくはみ出したかった。全部捨て去ってしまいたい。
はみ出し方を知らない私は、テキトーに治安の悪そうな裏路地を探して、吸い込まれてみることしかできなかった。
――そして、数ヶ月が経過して、現在。
『最終ラウンドまでもつれ込んだ人材登用ゲーム【不和の黄金】、勝者は東雲ひな! ランクアップしてもいまだ負けなし! このデンジャラスな地下賭場に舞い降りた可愛らしいモンスターに拍手を! いやはやこの快進撃はいつまで続くのでしょうか! 今のうちにサインを貰っておけば後々すごい値段がつくかもしれませんね! 私も後でお願いしてみようと思います!』
大音量のアナウンスが流れた直後、観客席から歓声と拍手が巻き起こる。「信じてたよ!」「ひなちゃん頑張った!」「これからも頑張って!」……うるさいうるさい。
――――こんな感じで、気がついた時には、私は地下の賭場で人気者になっていた。
「馬鹿な……計算勝負で元一流の証券マンがガキに負けるだと……? いやそれより、なぜそんなガキを登用できた⁉️」
私に負けた丸メガネの男――名前はなんだっけ? データ君でいいや。統計がとうとかデータがどうとかつまんないことばっか言ってたし――が机を叩き、前のめりになって叫ぶ。
「人は数値とか記号だけじゃ測れないってことだよ」
納得できない、という顔で肩を怒らせるデータ君から視線を外して頬杖をつく。分からないなら分からないでいい。話はこれで終わりだ。
……そろそろいつものアレの時間だろう。
「それでは皆様お楽しみ! 敗北ペナルティの時間でございます! 改めておさらいしておきましょう! 今回の敗北ペナルティは『自身が獲得した点数×10秒、致死量ギリギリの電流を浴びる』というもの! 段田様は4ポイント獲得されましたので、40秒の電気攻めを味わうことになります! 生き残れますかね? どうですかね?」
そうそう、段田だ。丸眼鏡の名前。またすぐ忘れると思うけど。
司会のジョン(偽名)の合図と同時に40秒の地獄が幕を開けた。段田の悲鳴を受けて、歓声が一際大きく上がる。私は拷問ショーには興味がないから、とっとと席を立って丸メガネに背を向けた。
毎度のことだけど、よくこんな悪趣味なゲームと拷問ショーで盛り上がれるものだ。まったく理解できない。
今日のギャンブル【不和の黄金】は『人材登用ゲーム』だ。
プレイヤーはラウンドごとに提示される「この中で最も〇〇なのは誰?」というお題を受けて、三十人の“奴隷”――この地下賭場で借金を背負ったり、その他様々な理由で人権を失った人々――の中から最もお題に沿っていると思った者を登用する。その後、登用した者同士で戦わせ、勝った“奴隷”を登用したプレイヤーにポイントが入る。先に所定のポイントを獲得したギャンブラーが勝者となる。
このゲームの肝は「ギャンブラーに登用され、なおかつ勝利した“奴隷”は賭場からの借金が帳消しになり自由の身となる」というルールだ。観客席のVIP様は「自分を選べ!」「自由になりたい!」と醜く足掻く最底辺の人間を見ながらゆるりと酒を嗜むというわけだ。サイアク。
「っつぅ……」
一歩歩みを進めるたびに体中が痛む。ゲームの敗北ペナルティとは別に、ラウンドごとの敗北ペナルティもあったからだ。1秒にも満たない時間だし、段田が今味わっている電流に比べると弱いけれど、それでも激痛だった。
まあ、そんなことはどうでもいい。それよりも問題なのは。
……おいジョン。モンスターって何、モンスターって。普通のJK相手に失礼じゃない? そう思ってジョンに抗議の目線を向けたら『普通の女子高生は違法な賭場に入り浸らねえんだよアホ』という視線を返された。
……その通りといえばその通りなんだけど納得いかん! それ以外は普通でしょうが。
『普通のやつはこの賭場で何連勝もできねえんだよ。養分になって奴隷落ちするか死ぬのが普通だ』
『偶然でしょ偶然。今日だってギリギリだったし』
『ギリギリ圧勝、だろうが。最終ラウンドのお前が負ける姿、想像できなかったぞ』
『意味わかんないんですけどぉ』
私たちはいつもこうやって無言で喧嘩をする。
……私たちはこうやって視線だけでやり取りを成立させているけれど、外野から見たら無言でにらめっこしている女子高生と大人の男だ。「そういううこと」として捉えられてしまうかもしれない。
……ジョンと噂が立つなんて考えただけでもゾッとする!
私はしっとりした薄幸の美少年がタイプなんだから。ジョンさんはその真逆よ真逆!
「お熱いですな」
ベネチアンマスクでいやらしい視線を隠しているVIPたちの方から呟きが聞こえた。手遅れだった! 拍手と歓声の中に隠れた小さな呟きだったが、私の地獄耳から逃れることはできないんだからね。
「そこの方! ジョンさんとはそういうのじゃないですからね!」
しっかりと釘を差して踵を返す。私に指さされた現代のお貴族様は目を丸くしていた。目は仮面に覆われて見えないけれど、見えなくたって見える。「びっくり!」って感じの色が。
はあ、早く帰ってお風呂入りたい。
「東雲様」
会場を出た私に通学鞄を差し出しながら声をかけてきたのは、竹林みたいにあごヒゲを蓄えた渋いおじさん。彼は真島さんといい、いつも表情を変えずに淡々と仕事をこなしている。ちなみに、彼の仕事は賭場に出るギャンブラーのお世話と、賭場の情報を外に漏らそうとしたりしたギャンブラーを「始末」することらしい。怖いけど、ジョンさんよりはよっぽどいい。落ち着いていて話しやすいし。
「東雲様は現ランクで十勝いたしましたので、最上位ランク【デス・クライミング】への挑戦権を獲得いたしました」
「負けたら死ぬってやつだっけ」
「はい。敗者は死亡いたします。しかし、勝ち続けることで『月の庭』の首領の座を賭けた戦いに挑めるようになります。この組織のトップに上り詰めるということは、日本の全てを手に入れるも同然。だからこそ、リスクも大きくなっております」
――『月の庭』。この地下ギャンブルを運営している組織で、日本の様々なところを裏で支配してきたらしい。起源を遡れば平安時代よりも前になるんだとか。ギャンブル以外にも色々なわるーい見世物で人をたくさん殺しているらしい。
陰謀論じみていて胡散臭い話だけれど、この組織が日本中に絶大な影響力を持っていることは確かだ。だって、私はこの目で大物政治家が【デス・クライミング】のゲームに敗北して死ぬところを見たのだから。次の日にニュースを見たら、その政治家は交通事故で死亡したことにされていた。
「この世の全てねえ……壮大すぎるし、正直興味ないけど」
「『月の庭』のトップを目指さなくとも、ゲームに勝利した際に得られる金額は今までの数倍に跳ね上がりますし、【デス・クライミング】で得た資金で『暗殺指示権』『誘拐権』『拷問権』『プライベート監視権』など、様々な特権を購入することも可能です」
――『誘拐権』、ねえ。
「でも、人の心を変えることはできないじゃん。捻じ曲げることはできるのかもしれないけどさ」
真島さんが虚を突かれたような顔をした。普段から表情ひとつ変えない人なのに。
「……ええ。その通りでございますね。敗北すれば死、というリスクは大きすぎるでしょうし、お眼鏡に叶う特権も無いようでしたら、今まで通りのランクで戦い続けることも可能ですよ。対戦相手は厳選させていただきますが」
「いや、やる。だとしてもやりますよ。【デス・クライミング】」
「おや、それは……いえ、かしこまりました」
「今、心配してくれましたね」
グレーがかった水色のモヤのようなものが、一瞬だけど見えた。強いギャンブラーや『月の庭』の人たちは本心や人間性の根っこが見えづらいのだけれど、珍しい。
「嬉しいです」
「――いえ、『月の庭』の者としては失格です」
「人としては合格でしょ」
「月の住人は人ではないのです」
「変なの。ウサギってこと?」
「そういうわけでは……」
会話をしながら忘れ物がないか確認する。よし、あとは帰るだけだ。
「ところで東雲様。普通の方は視線だけであそこまで緻密なやり取りはできませんし、拍手と歓声の中で特定個人の呟きに反応することもできませんよ」
「真島さんまで! ひどい!」
たしかにあれ以降、他人の考えていることにすさまじく敏感になったり、五感が鋭くなったりした。レベルの低い相手ならどんなゲームでも完封できるくらいの「読み」能力はたしかに常人離れしているのかもしれない。
――あれ以降。
――僕、彼女できたんだよ。
――金髪巨乳ハーフNTRキャット。
うあぁぁぁぁぁ!
「はっ!」
気付いたら床でのたうち回っていた。急いで起き上がって服装を直す。痛む体で暴れたせいで超きつい。私ったらまた……ああ、耳が熱い。耳たぶを掴んでふるふるすると少しだけ涼しくなった気がした。でもまだ恥ずかしいよ。
「落ち着かれましたか」
「……はい」
「……東雲様にはよくあることですので気になりませんよ?」
「フォローになってないです、それ」
「ふむ……」
若い者の感情は分からん、みたいな顔しないでください真島さん。今のは真島さんの方がよくないと思います。
「えっと、真島さん。たしかに私は人の感情が読めるようになりましたし、五感も鋭くなりました。それは人とは違っていて、普通ではないのかもしれません」
そう。今の私が持っているスキルは普通ではない。だけど。
「でも失恋した女の子が臆病になったり、他人のことを気にしすぎるようになっちゃうのってよくあることじゃないですか? どうです? 普通でしょ?」
真島さんがよく分からないモノを見るような目を私に向ける。伝わらなかったみたい。それでも私は普通なんだから。胸を張っていこう。
「帰ろ~」
と、その時。
「ウースひなちゃんお疲れ~【デス・クライミング】挑戦ってマジ?」
……げえ、ジョン。
「そんな面倒くさそうな顔すんなって、いいだろ少しくらい雑談してくれたって」
「やです。今日はもう」
「えー。水口と大庭も来てるんだよ? 二人ともひなちゃんに会いたがってると思うんだけどなぁ」
ニュースキャスターの水口雄介、牧場経営者の大庭琥一。共に私が過去に対戦して下したギャンブラーだ。対戦したのは今より一つ下のランクで、二人とも結構痛い思いはしたけどひどい後遺症は残っていないと思う。
対戦してから妙に気に入られてしまったようで、定期的に私に絡んでくるのだ。私の対戦相手、大体みんなそう。周りに男性がいっぱいで乙女ゲームみたいになってきてる気がするけど、残念ながら私の琴線に触れる人は今のところいない。
ともかく、今はこれ以上人と関わるテンションじゃない。私は帰ると決めた。ハッシュドポテトの口になっている時にフライドポテトじゃ満足できないように、帰ると決めたら帰らなければ満足できないのだ。お風呂! お風呂! 帰ってお風呂!
ジョンを無視して出口に向かう。まだまだ冬真っ盛りの冷たい空気が近づいてくる感じがして、まだ風に吹かれてもいないのに身震いする。
「お、武者震いってやつ?」
「付いてこないでください。話ならまた今度付き合いますから」
ドアが開くと、思っていたよりも数倍冷たい風が全身を刺してきた。肩がキュッとなり、思わず顔をしかめる。ジョンさんは身じろぎ一つせず、ポケットに手を突っ込んだままだ。寒くないのかな。筋肉とか新陳代謝の問題なのかな。逆に夏は暑いのかな。
「一つだけ聞かせてよ」
さっきまでの軽はずみな調子ではなく、軽いけれどもずっしりとした声。彼の両の目が私をじりじりと見つめている。
「ひなちゃんはなんで【デス・クライミング】に挑むの? 欲しい特権も無いし首領の座にも興味ないでしょ、君」
「おい、ジョン――」
真島さんが止めに入る。『月の庭』的にも深入りしすぎは良くないのだろう。管理のためにギャンブラーたちの情報を把握しようと努めるが、必要以上に仲を深めたり、心の深くにわざわざ首を突っ込んだりはしない。私たちがいつ死んでもおかしくない存在である以上、当然だと思う。
だけど、いつも飄々としているジョンに真面目に問われれば、答えないわけにはいかなかった。
「私、好きになれる人を探しているんです。ずっと好きだった幼馴染より好きになれる人。ここで戦っている人たちはすごい人ばかりだから」
真島さんから驚きの色、ジョンから面白い・楽しいって感じの色が出た。真島さんはともかく、ジョンは何?
「……帰ります! また!」
寒空の下に身を投げ出す。体を擦った程度じゃこの寒さには抗えない。だけど、それでいい。この寒さは私の中に燃えている熱を冷ましてくれるから。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
「どういうつもりだ、ジョン」
バックヤードで、真島はジョンに詰め寄っていた。
扉を一つ隔てた向こう側では、見世物に満足したVIPたちが感想会がてら二次会をしている。
「だって面白いし、気になるでしょう、あの子」
「確かに彼女は異質で、私もつい気にしてしまいますが。それでも節度というものがあるでしょう。他人の、それも少女の秘めた心を掘り起こすような真似は慎むべきでしょう」
「ギャンブラーである以上、少女もジジイもないでしょ。というか、あなたの方がよほど肩入れしているように見えますよ、真島さん」
「…………それは」
ジョンは最近流行りの微エロアニメのキャラクターが彫り込まれたジッポライターでタバコに火を付けながら、東雲ひなの言葉を反芻する。
「好きになれる人を探している、ね……やっぱ狂ってるでしょあの女」
「…………」
馬島の沈黙が肯定を意味するのは言うまでもない。
「負けたほうが死ぬギャンブルをマッチングアプリ感覚で使うとか頭どうなってんでしょうね。敵に恋に落ちたとして、彼女はどうするつもりなんでしょう? 殺すのか、それとも自分が死ぬことを選ぶのか」
「……それは私も気になりました。彼女は自分のことを普通と言っていますが、普通の人間の発言ではないでしょう」
「ギャンブラーを続けてるやつなんてどいつもこいつもイカれてますよ。でも、その中でもひなちゃんは異質ですけど」
真島は分かりません、と呟く。
「愛に狂う男、嫉妬に狂う女、正義に取り憑かれた者、様々な狂人を見てきました。彼らと比べて東雲様が異質である、とは思えないのですが」
「あれ、分かりませんか? 東雲ひなは『普通』ってところが異質なんですよ」
「狂っている、という話ではありませんでしたか?」
「狂ってるよ。でも普通だ。普通の女子高生なんですよ、あいつは」
真島は考えを巡らせているようだが、この様子では何年経っても理解出来なそうだ。ジョンはそう判断した。
「ギャンブラーはずっと一貫して狂ってるんですよ。でも東雲ひなは『普通』と『狂人』を反復横跳びしている。その上で強い」
「ああ、なるほど。少しだけ理解できました」
真島が顎を撫でながら頷くと同時、真島とジョンのスマホが同時にヴヴヴと震える。
「お、早速かぁ」
スマホには、このような文面が表示されていた。
『件名:【デス・クライミング】戦の打診
東雲ひなに【デス・クライミング】の対戦申し込みがありました。
対戦相手:南風良樹
日程:未定
対戦ゲーム:フィッシャーズ・ウォー(予定)
速やかに東雲氏からの返答を聞いた上で、戦いに臨まれる場合はスケジュールを組むようにお願いいたします』
「南風かぁ。たしか科学者でしたね。この男は彼女のお眼鏡に叶うのかなぁ」
ニヤニヤと笑うジョンとは対象的に、真島は眉一つ動かさない。しかし、ジョンは真島が内心穏やかではないような印象を受けた。
「連絡は僕の方からしておきますんで」
言い終わるより早く、ジョンはひなへの連絡を打ち込み始めていた。
書き終わった直後、ジョンは一息つくべく再びタバコとジッポライターを取り出す。
「ところでジッポライターってなんか響きがすけべだと思いません?」
「…………」
真島の沈黙が「何言ってんだこいつ」を意味するのは言うまでもない。
JKっていいよね。負けヒロインって良いよね。ギャンブルっていいよね。3つが合わさったらつよつよだよね。あと、普通の子が変になっていくのもいいよね。好きな作品の影響、受けまくってます。
ところで大ジャンル「恋愛」にしたんだけど、間違ってない……よね?
ゲーム展開がほぼ描かれず、勝利したところから書かせていただきました【不和の黄金】。本文中でも決着について少し触れていますが、決着だけでなくゲーム全体の流れや細かい特殊ルールについても(ぼんやりとした)構想はあります。クオリティの高いギャンブル書ける気がしない……けどどこかで挑戦してみようかなと思います!