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第五十二話 はだし

 Gさんは車通勤だ。

 この日、朝の出勤途中に赤信号で止まった。

 窓の外の景色をボーッと見ていると、何か動いているものがあるのに気づいた。

 歩道のちょうど足元ぐらいの高さを、ちょうどGさんの行く方向と同じ方へ何かが移動している。

 白っぽく見えたのは光の関係だっただろうか。

 動いていたのは、足首だった。

 足首だけである。

 そこから上はない。

 裸足の足首が、歩道をスタスタという感じで歩いていく。

 動く速度は普通の人とそう変わりはなかった。

 このとき歩道を歩いている人はおらず、Gさんは自分の見ているものが実在するのか幻覚なのかわからなくなった。

 それでも足首の行方が気になり見つめ続けていたが、そのうち信号が青に変わってしまった。

 Gさんは仕方なく車を走らせる。

 一瞬目線を足首から外し、再び戻したときにはすでに消えてしまっていた。


 この道で誰か亡くなった人でもいるのかとGさんは不思議に思うが、調べるほど情熱を傾ける気にはならないという。

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