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第二十一話 ネットの有名人

 ある巨大掲示板に、かつて一世を風靡したYouTuberの動向を見守るスレッドが立っていた。

 無職で配信によって生計を立てていたそのYouTuberだが、過激な言動からアンチも多く、スレッドに集まる人物もアンチと擁護派での言い争いがしばしば起きていた。

 Zさんはそのスレッドのやり取りを眺めているだけだったが、アンチもYouTuberと同じ無職だろうと煽った擁護派が自分の方が立場が上だと示したかったのか、クレジットのゴールドカードの写真をアップしてきた。


「煽り合いになって、相手を貶すために自分の個人情報を晒しながら攻撃してくる人もいるんです」


 Zさんはそうした喧嘩の場面を他でも見たことがあり、若干興奮しながらアップされた写真を見ていた。

 するとおかしなものが映り込んでいるのに気づく。


「乱雑な机の上にゴールドカードが無造作に置いてあり、それを撮影した写真でした」


 ゴールドカード自体にZさんは興味はなかった。

 興味を引いたのは、同じく机の上に置かれていた配送会社の段ボール箱である。

 中身を出したのか、段ボール箱は開けられていた。

 そこから中が見えたのだが、顔のようなものがある。

 人が入れるような大きさの段ボールではない。

 口を大きく開けて叫んでいるような男の、顔の下半分が段ボールの中に見えた。


「そういう写真やグッズを買っていたという可能性もありますから、スレッドでアップした人物に、箱の中の顔は何かとレスしたんです」


 しかし本人や他の閲覧者のレスが付くことはなく、5分ほどしたらその写真はアップロードサイトから削除されてしまった。

 アップした人物らしき書き込みも、その後は見当たらないという。

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