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第二十話 犬の散歩

 Kさんは日課の犬の散歩で、早朝に公園を訪れていたという。

 しかし公園に着いた途端、いつもなら上機嫌なはずの愛犬がその日はKさんの周りをぐるぐる回って離れようとしない。

 不可解に思いながらも、リードを引っ張って愛犬に歩くように促す。

 ある程度歩いて公園の半ばまで来たが、とうとう愛犬はその場にとどまって何かに吠え始めてしまった。

 何があるのかとKさんが周囲を見回すと、木陰に何かがあるように見えた。

 Kさんがそちらへ目をこらす。

 スーツ姿の男性が首を吊っていた。

 愛犬はこれに気づいていて、公園を散歩するのを嫌がったのだろうか。

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