第1話 たどり着いた先は・・・
第1話が完成しました。拙い文章でも宜しければ続きをどうぞ。
「うーん・・・」
そう言いながら俺は目を徐々に開ける。
「・・・」
俺は横になってその場に倒れていた。
辺りを見渡すと其処は草木が生い茂っている森の様な場所だった。
「なんでこんな所に居るんだっけ?」
そう言って少し考える。
1、女神に会った。
2、ファンタジーの世界に連れて行ってくれると言った。
3、力が欲しいと頼んだら能力を授かった。。
こんなやり取りがあった気がする。
「能力使えるみたいだし危険な目にあったら惜しみ無く使用してみるかな」
何が起こるか分かったもんじゃないしな・・・前に居た場所と違うし、気を付けることにしようか。「さて、これからどうするか」
宛ても無いし歩き回ってここを抜けられなかったら意味無いし、下手したら此処にかなり居なければならなくなる・・・それだけは勘弁だよな。
「どうすっかね・・・本当に」
色々悩んだ末不本意だが、歩き回る事にした。
「場所分からなくと面倒だから印付けとこ」
そこら辺にあった気の棒で地面に印を付ける。
「これで多分元に戻ってこれる場所が分かる筈だ」
駄目でも安全な所があれば別に良いんだが。
「よし。歩くか」
・・・30分後
「辺りに危険はないみたいなんだが・・・うん?」
2キロ位先だろうか?誰かが倒れている気配がした。
なんでこんな所に居るのか気になりはしたが、倒れている人を見捨てる事は出来ないので助けに行く事に決めた。
・・・数分後
走りながらその場まで行くと、少女だろうか。その場にうつ伏せに倒れていた。
状態を確認してみるとあちこちに傷痕があった。
何かの生物にでも襲われたのだろうか?
ファンタジーな世界だけに否定は出来なかった俺がいた。
「とりあえず助けないとな」
能力が使えるかどうか確認していないけど倒れている人を見過ごす訳にはいかない。
俺は少女に手をかざし傷が治るように念じた。
すると傷跡が無くなっていく・・・
この力すげえな
その後、彼女の傷が見た目では傷痕があった場所が確認出来なくなる程綺麗さっぱりなくなっていた。
「とりあえずこのまま起きるまで寝かせておくか」
起きたら事情聞けば良いしねついでに街の情報を知ることも出来るかもしれない。
「タオルでも出して頭の上に載っけとくかな」
・・・それから10分後
「う・・・うん」
ん?気が付いたのかな
徐々に目を開けて来てる。お・・・周りを確認してるあ、目があった。
「気がついたみたいだね大丈夫?」
「はい大丈夫です。でもどうして・・・」
「君が傷だらけで倒れてたから側にいて治療したんだよ」
「そうですか・・・わざわざすみませんでした」
「気にする必要は無いよ」
「所で君の名前は?」
俺は自分の事を少女に紹介した。
自分の名前は澤崎蓮で女神にこの世界に連れて来てもらったこと。
この世界の住民ではないこと。
能力を授かった事等々を話した。
「そうだったんですか。そんな事が起こるなんて・・・」
ええ。そうなんですよ。
「君の名前を教えてもらえるかな?」
「私の名前はアーニャ。アーニャ=ストレングスと言います」
「アーニャちゃんかいい名前だね」
「いえそんなこと・・・///」
照れていらっしゃる(笑)
そんな恥ずかしいこと言った覚えはないんだけどな
そろそろ本題に戻らないと。忘れるところだったよ。
閑話休題
「ところでアーニャちゃんはどうして傷付きながらこの場所に倒れてたのかな?」
「実は・・・」
彼女はモンスターに襲われたこと。命からがら逃げてきたことなどを話してくれた。
自分を守る術の無い人はそうだよな・・・
「それは・・・大変だったね。」
「私一人ではどうにもなりませんでした・・・そんな時に貴方が通り掛かって助けて頂きました。それだけで充分なんですよ。」
良い子だなぁ・・・
「そっか。ところでこれからどうするの?」
「まだ何も決まっていないんです。こんな事になってしまったので・・・」
そうだよな・・・どうするか。
「良かったら俺が護衛しようか?何処に行くのか分からないけど。」
「良いんですか?」
「ああ。またこんな事になったら大変だしね」
「ありがとうございます。それでは街に戻りたいのですがお願いしても良いですか?」
「任された。所でその街の名前って何?」
「それはですね・・・」
次回街の名前が明らかに・・・また続きます。
ファンタジー小説を書いている方々の作品を見て回ってるんですけどなかなか難しいですね・・・
感想お待ちしてます。