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ひだまりのねこの詩集

くつひも


 寒い朝


 駅へと急ぐ私の足元


 ぺしぺし邪魔をするのはくつひもさん


 なんでだろう


 いつもは大丈夫なのに


 急いでる時に限って邪魔をする


 今度はひもが無い靴にしよう

 

 イライラしながらしゃがみこむ


 優雅にたわんだくつひもさん


 まるで笑っているみたい


 

 『足元に気をつけてね』



 そう言われたような気がして


 すっと気持ちが楽になる


 力が抜けて笑ってしまう


 きっと私


 すごく怖い顔をしていたね



 ありがとう


 いたわるようにしっかりと



 締めすぎず


 緩すぎない


 心のくつひもを結びなおす



 寒い朝


 いろいろ軽くなったから


 足どり軽く駅までの


 心もぽかぽか散歩道

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― 新着の感想 ―
[一言] ひだまりのねこ様 『足元に気をつけてね』 やさしいくつひもさんですね 気づけたあなたも大丈夫 ちゃんと気づけてる ぺしぺし邪魔を・・・してくれる そういう存在も大切なんだなって 気づ…
[良い点] めっちゃ好みな作品でした! [一言] 読ませていただき、ありがとうございます!
2021/12/29 10:24 退会済み
管理
[良い点] いい……。 靴ひもでイラッとする!っていう誰でもあるエピソードから、こんなほっこりする詩を産み出せるなんて素敵……。 大晦日まで仕事でイライラの私の心がゆるっとなりました。ありがとうご…
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