謳われぬ末姫
作者:ばいおれんじ
種別:短編
キーワード
人外 ハッピーエンド 恋愛
あらすじ(引用)
醜い姫に恋した、人になれない竜のお話。 ギリギリ女の子向けたぶんコメディ。
感想
竜視点のお話です。
あらすじに醜いと書いてありますが、そんなことはないです。子供の頃、そばかすだらけで赤毛で男の子にいじめ(からかわれ?)られていたため、お姫様はそう思ってしまったのです。
傷ついたお姫様は竜の前で泣いてしまいます。お姫様のことが可愛くて仕方のない竜は、なんとか慰めようとします。うまく慰められなくて、もどかしがる竜がとても可愛いです!
そしてついぽろっと本音をこぼしてしまい、お姫様が約束してくれます。「お嫁さんにしてね」と。竜は「待っておるぞ」とは言いますが、内心は人と竜、愛しても、愛されることはないと思います。疑うことなく諦めてしましまうのです。種族の違いは、難しいですよね…。
そして5年後、お姫様はとても美しくなり、魔法の才能も発揮し、求婚が絶えないという噂を耳にします。風の便りでは近々結婚すると。たぶん相手は隣国の王子だと囁かれていました…。
やっぱり、異種族の恋愛は萌えます笑。今回は、結局お互いにベタ惚れなんですよね。
え?竜は人になれない? 気にしてはいけません。愛があればなんとかなる!というかんじの作品でした。
異種族恋愛が好きな人、相思相愛が好きな人におすすめです!