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嘆き

作者: 風唄




私の目の前には真っ白なキャンパスが広がっているのに。


私の右手にはHBの鉛筆がしっかり握られているのに。


いつまで経っても私は紙に鉛を載せる。


それだけのことが出来ないでいる。


心の中には出来上がった景色が広がっているのに。


指先まで来ると急に色褪せ力を無くす。


嗚呼、私に一欠けらの才があれば…


嗚呼、私にもう少し時間があれば…


今日も私はキャンパスの前に立ち、ただただ嘆き続けている。


自分が努力をしていないことに、気が付かないふりをしながら…







毎日決まった生活リズムで。


パターン化された日常を送る。


本当にこれでいいのかと。


悩み続け日が暮れる。


新しい一歩を踏み出したいのに。


変化を恐れ踏み出せない。


今の足場が無くなることが。


恐くて怖くて踏み出せない。


こうして月日は過ぎ去って行き。


いつか骨になるんだろうか。


これを是として生きることが。


本当に正しいことなのだろうか。


それがわかるのはおそらく一度。


息を引き取る間際だろう。


だから私は悩み続ける。


そうして今日も日が暮れる。







この世界が真っ白だと信じていたのはいつまでだろうか。


この世界が真っ白ではないと考え始めたのはいつからだろうか。


ねぇ、アナタは今も心の底から笑えていますか?


ねぇ、ワタシは今も心の底から笑えていますか?


ねぇ、誰か…この真っ暗な世界に道標を…一筋の光を……

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― 新着の感想 ―
[良い点] 共感できました [気になる点] このままでいいのかと悩みはじめてしまいますね…笑笑 [一言] 最後まですらすらと読める感じで好きです。 これからも頑張ってください。
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