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すずねさんが日頃困っていること2

二つくらい前で書こうと思ったこと、すずねさんが自傷するときのことについてを今回は書こうと思うよ。

でもその前に、一つ訂正がある。うさぎさんのことだけど、ADHDじゃなくてLDだった。ごめんね。これはすずねさんがASDだからじゃないと思うけど、すずねさんは人の話を覚えていたり聞くこと自体が半分しかできなかったりするから、記憶違いがよくあるんだ。発達障害全般に言える注意欠陥と言えばそれまでだけど、そもそも人の話に興味を持って聞くのが出来ないんだと思う。すごく好きなうさぎさんの話でも聞けない時は聞けないし、他の家族でもそうだった。母によく、お前は話半分だからなーと言われる。その通りだと思う。うさぎさん、ごめんね。

さて、話を戻すよ。自傷って聞くと、そういうことをしない人はきっと手首を切ることを想像するんだろうな。それももちろん自傷だね。でもすずねさんはリストカットをしたことはない。すずねさんは血管迷走神経反射っていうものが自分の血を見ると起こる。それは血を採られたりケガしたときになるもので、貧血になってるわけではないんだけど、手の先からサーっと冷たくなった感じがして目の前がチカチカしてきて場合によってはしばらく自力で動けなくなる。言ってしまえば精神的なもので、すずねさんは中学生のときの貧血検査からずっとそれがなっててまた血を採ったら倒れるだろうと思ってしまっているのが原因で今でもダメなんだと思う。そんなわけで、必然的に血が出るような自傷行為はしていない。じゃあ何をしてるのかっていうと、昔は髪の毛を抜いたりちぎったり、爪を反対の手の爪で削ったり、体を掻いたり。こうして書くと、思ったより軽いものだね。どれも血が出なくて身一つで手軽に出来て、かつ人に知られにくいものだったから、あんまり人にばれなかったし逆に行為自体を辞めるのにも手軽すぎて時間がかかったなあ。今も体が痒くて掻いてしまうことはあるけど、前みたいに血が滲んで見た自分がくらくらして倒れたり(今考えると自業自得なことしてるなーって思うけど、当時はただ掻いてただけで血が出るなんて思いもしなかった)、長期間同じところを無意識に掻いて今でもちょっとあざに残るようなくらいは掻いたりしてないから、大分治ったなーってことにしてる。でも完全に治せてないのは自覚してる。言い訳させてもらうと、掻くことで痒みが痛みに変わって、ああ、生きてるなーって思うの。生きてるし、掻くこと自体に気持ちよさを感じてるの。だから今でも治んないし、多分他のもので代用が効かないから完全に治ることは無いと思う。悲しいけど、悔しいけど、最小限に抑えることで妥協してる。

ところで、ASDの人で趣味を持っている人の割合が少ないことは知ってるかな。すずねさんも実は趣味っていう趣味があんまりなくて、しいて言えばゲームかネットサーフィンかなってくらい。うさぎさんに前、していて楽しいことをあげていったらお金かからないことばっかりだねって言われたよ。昔読んだスレまとめ記事に回転する椅子でぐるぐる回るのが楽しいって言ってた女の子のASDに共感を覚えたこともある。ちなみにすずねさんが好きなことで挙げたのは、書いてある文を違う紙に手書きで書き写すこととか、要らない紙を小さくなるまで破るとか、同じく要らない紙をきれいに折りたたむとか、あとうとうとしてるお昼寝の時間も今思い付いた。そういうことが好き。確かにお金かからないなーって思ったけど、かかったからダメ、かからないからダメってことは趣味かどうかに関係ないよね。最近はゲームで次何するとか、武器を揃えるためにここに素材を採りに行くとかを紙にメモしながら進めるのが楽しいから趣味は何って聞かれたらゲームって言ってる。

今回はここまで。自傷の話のつもりだったけど、まあいっか。次回は、今ぱっと思いついたからこれって言おうと思ってたのに書くこと忘れちゃったから、そのつながりで忘れることについて書くよ。読んでくれてがとう。

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