すずねさんがびっくりしたこと1
前回は困ったことを書いたから、今日はびっくりしたことを書こうかな。と言っても普通にびっくりしたこと、例えば肘の曲がり具合はその人の体に沿って出来てることを知った時は凄いびっくりしたけど、そういうことじゃないので、常識の範囲外だと思われることを書こうかなと思うよ。
そうだな、一番初めに思い付いたのは、周囲の間ですずねさんが中学生のときに男子からいじめられていたという認識でいたということかな。からかわれるのはもちろん嫌だし、一度先生にも言ったことで男子側に謝罪させるみたいなことがあったからそのことかとも思ったけど、それも違うというから驚き。前に書いた、すずねさんの血縁者のひとも昔いじめられていたと本人から聞いていて、それも同性からのいじめだったと聞いていたので、まさか自分が、しかも異性からいじめられるということがあるのか、というところが驚きだったなあ。それはいじめなの、と教えてくれた人に聞いたところ、教室に入るなり来るなよと陰で言ったり、すれ違いざまに某曲のように腹を切れよ貴様ーと言われたり、すずねさんが教室に入れなくなっている状況を喜んでいるのはいじめじゃなかったら何なんだと言われたよ。未だにいじめ認定してもいいかよく分からないし、すずねさんが教室に入れなかったのは休み時間のクラスメイトの声の大きさに耐え切れなかったのと机同士が近くて人との距離が物理的に近かったからだと今なら言えるけど、その時は気づきもしなかったからなあ…中二病を発症していたのは同じなのでその辺にしておこうかな。
次に思い付いたことを書く前に、ASDの二次障害について書いておきたいな。ASDは社会に馴染めなかったり社会とのズレを感じたりする場合があって、その時に精神的に病んでしまう人も多いらしいんだ。すずねさんも例に漏れず、保健室に通ってた時期は定期的に精神科に行ってて、気分を高めるお薬を貰って飲んでた。これが全然効かなくて、胃に優しいのと早く効くのを大切にしているお薬の方がよっぽど効くと未だに信じてる。まあそれはすずねさんの例であり、プラシーボ効果が効きやすくてそれ以外信じられなくなる盲目なタイプの人だったからそうなっただけであって、よいこはお医者さんの言うことを信じようね。話が大分ずれたから戻すと、ASDの二次障害は様々あって、鬱疾患になるのが病むことの一番オーソドックスかなって思うけど、それ以外の一つに、解離性障害というものもあるんだ。これは本人が「これは嫌な記憶だよ。これは自分が体験したことにしたくないよ。これを体験したのはこの人だよ!」って感じで本人と違う人格を作ったり、その部分だけ忘れ去ってしまったり、本人が都合のいいように記憶を改変させたりしてしまうような症状が出るんだ。すずねさんの周りのASDの人もその症状に悩まされていた時期があったらしく、本人はもちろん周りの支えてきた人も大変だったと聞いているよ。そしてこの症状、解離性障害は、すずねさんはないけど、意識的に別の人格を作ってたらそれっぽくなってほんとに記憶がたまに抜けることならあるんだ。それがびっくりしたことの二つ目。中二くさいなーって思ってる人、いると思うし、すずねさんも実はそう思ってる。仲間だね。じゃあなんで記憶が抜けてると分かってるかっていうと、教えてくれた人が居るからなんだ。一つ目のびっくりしたことを教えてくれた人も同じ人なんだ。それが、すずねさんの恋人。ASDの♀が恋をした相手に当たる人。そうだな、この人についてを次に書こうかな。
書いてみると思ったよりびっくりさ加減にインパクトがないね。そんなものか。せっかく半分フィクションみたいなものだから、おおげさに書こうと思ったけど、どんなのだとおおげさかな。ビーム出したりテレパシー使えたりかな。リアリティがないね。今回はもう終ろう。読んでくれてありがとう。