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ASDを説明するのを忘れていた。あと付け足しの注意書き。

ASDとは、自閉症やアスペルガー症候群のことで、簡単に言うと特殊な脳の構造を持って生まれたおかげでコミュニケーション能力が低かったり想像力が足りなかったり社会性が足りなかったりする人のこと。全然簡単じゃない説明でごめんね。症状が重い方が自閉症、軽い方がアスペルガーって、すずねさんは覚えてる。

すずねさんは小さいときは凄く活発な子で、人の前に立ったり人を誘導したりするのが好きな子だった。中学生になるとちょっと大人しくなって、小さいグループの一員として過ごし、高校もメンバーは変わっても過ごし方は一緒、大人になっても同じ感じ。

すずねさんの視点で言えば。

すずねさんが大人になって周囲の人の話をよく聞くと、自分から人に向かっていくような性格だったのに中学校に入ったとたんに自分から話しかけなくなり、声も小さくなって大人しすぎるようになり、保健室登校していた時期もあって…ここですずねさんは、自分の主観と世界から見た自分とのギャップに初めて気づいたんだ。

すずねさんには血縁者に、小学生時点でアスペルガーの診断を受けている人がいるということを知っていた。知った当時すずねさんは中学三年生だったかな、いや高校生だったかな…その人とケンカしたことで知ったんだけど、その人ともっと仲良くなりたくてASDについて色んなことを調べたけど、この時ですら自分もそうだなんて微塵も気づかなかった。すずねさんが鈍いっていうのもあるけど、身体的な特徴がなかったり学習に大きな遅れがなかったりするとASDは発覚が遅れる場合が多いし、自分がASDだと自覚しないまま大人になって正確な診断が受けられなくなっていたりする場合がある。実はすずねさんは後者のタイプで、診断済みではないのだ。もし誰かが誤解していたらごめん。

じゃあ診断されてない人がアスペルガーを軽々しく名乗っていいのかっていうと、本当はダメなんだ。じゃあなぜアスペルガーとして書いているのかというと、すずねさんはアスペルガー症候群としての症状を持っていながら、自覚を持たないまま大人になってしまったから。大人のアスペルガーは診断が難しくて、専門機関にお願いしないといけない。それだってわざわざ行くには社会的に生きていけなくなった時にした方がいいと思ってる。今すずねさんはなんとか生活していけてるし、こんな性格でもギリギリ人に迷惑をかけてないらしいし、もし仮に診断を受けて認定されると障碍者枠に入っちゃって、それはそれで大変だから。だからこそ、半分をエッセイとして、半分は妄想や願望などなどをごちゃまぜにした小説として書いているんだ。自己顕示欲の意味は分かってもらえたかなあ。もし不快に思ってしまった人がいたら本当にごめんなさい。でもこの小説はこの設定のまま進むのでご了承ください。

今回はここまでにしようかな。次に書くときは、すずねさんが日頃困ってることでも書こうかなあと思っているよ。読んでくれた人、どうもありがとう。


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