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東方幻戦記  作者: フリーN
序章
6/16

5話 喧嘩祭り

霊夢が神社に帰ってくると、何処からともなく声が聞こえてきた。


「おかえり〜霊夢」


声の主は紫であった。スキマから顔を覗かせ笑みを浮かべていた。要件は恐らく異変の調査結果を聞きに来たのだろう。


「あの異変だけどまだ分からない事だらけだわ…」

「それ以外に私に言うことがあるんじゃなくて?」

「えっ?これぐらいしかない…もしかして、ナッキーの事?」

「そう、それよ!あの男、ずばりあなたの彼s…ごふっ!」


霊夢の強力なストレートが紫の顔面に直撃した。紫は目に涙を浮かべ片手で顔を抑えていた。


「あんた、覗きもいい加減にしないと藍にチクるわよ…それにナッキーとはまだ二回しか会ってないのよ?」

「なにも殴らなくてもよかったんじゃ…」

「なんか癪に障ったから、つい」


理由が理不尽すぎ紫はショックを隠せなかった。


「うぅ…」

「で、要件はそれだけ?」

「そういえば、あなた宛の手紙を預かってたわ」


そう言って紫は霊夢に一通の手紙を渡した。


「ちなみに差出人は吸血鬼のお嬢さんからよ」

「レミリアから?」

「それじゃあ、私はこれで失礼させてもらうわね」


そう言い残して紫はスキマの中へと消えていった。


「あいつから手紙なんて珍しいわね」


霊夢は手紙を開いてその内容に目を通した。そこには、「ナッキーを紹介して欲しい」という一文があった。


「なんであいつがナッキーを知ってるのかしら?ちょっと面倒事に巻き込まれそうだけど…一応、明日ナッキーに相談してみようかしら」


――――――――――――――――――――――――


「と、いうわけでこれから紅魔館に行くけれどいいかしら?」

「問題ないぜ」


少し間を置いて霊夢は聞いた。


「ナッキー、あなた昨日寝てないでしょ?クマが目立ってるわよ」

「あぁ、あの鷹の生態調査に夢中になってたらつい…」


ナッキーの強さはわかっているが危険な吸血鬼が住まう所へ行くというのに、この調子で大丈夫なのだろうかと不安になってきた。


「そういえばナッキーは魔法とかで空を飛べたりするの?」

「一応、飛行魔法は使えるぞ」

「それなら空の移動にしましょ。そっちの方が早く着くから」

「りょうかーい」


少女&青年移動中……

紅魔館の門の前に着くと一人の女性が何やら慌てているのが見えた。


「あんた一体どうしたのよ、そんな慌てて」

「あっ、霊夢さん!実はお嬢様と妹様が喧嘩を始めて大変なんです!どうかお助けを!」


あまりにも必死すぎて流石の霊夢でも少し引いていた。


「あれ?そちらの方は霊夢さんのお知り合いですか?」

「俺はナッキー、生物学者兼魔導士をやってる者だ」

「これはどうもご丁寧に…私はここ紅魔館の門番の紅美鈴と申しま…って、それどころじゃないんです!早く館内に来て下さい!」


美鈴に急かされ館内に入るとそこは、大量の瓦礫が散乱し、壁には穴やひび割れがいくつもあった。そして、ホール上空では激しい戦闘が繰り広げられていた。


「あれがここの主人とその妹か?」

「えぇ、黒い羽がレミリアで宝石みたいな羽が妹のフランよ」


すると、聞き覚えのある声がした。


「よっ!お前ら奇遇だな」

「魔理沙、どうしてここに?」

「本を借りに来たらこの有様でな…」

「あー、いつものね…」

「ちょっと皆さん!のんびり会話してないで早く二人を止めて下さいよ〜!」


すると、ナッキーが手を挙げて提案を出した。


「はーい、いい作戦思いついたぞー」

「どういう作戦かしら?」

「その前にもう一人魔法使いが欲しいんだけど、ここに居るか?」

「居ますけど、ここからだとすぐには呼べないです…」

「なら私が引き受けるわ」


後から知らない声が聞こえてきた。振り返るとそこには、メイド服を着た銀髪の女性が立っていた。


「あんたは?」

「私は紅魔館のメイド長、十六夜咲夜と申します。理由はともかくパチュリー様を連れてくれば万事解決なのですね?」

「そうだ、お願いできないだろうか?」

「かしこまりました。それでは…」


すると突然、咲夜が姿を消した。が、すぐに姿を現しその隣にパチュリーもいた。


「こりゃ驚いたよ、こんなにも仕事が早いなんて」

「ナッキー、これで準備はいいかしら?」

「おう、てなわけで作戦開始だ!」

投稿ペースがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎

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