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2度目の人生始まり始まり
目が覚め、気がつくと俺は生まれたらしい母親らしき人が不安そうにこちらを見ていて俺を抱いている父らしき人も同じように顔をのぞき込んでいる。ならば期待に答えるとしよう
「おぎゃあ!おぎゃあ!」
騎士団でも環境に適応するのに定評のある私だったからこの程度造作もない
幾分かほっとしたように見える二人を見てこちらも安心していると隣からも産声が聞こえてくる
「おぎゃあ!おぎゃあ」
ふむ、よく読んでいた物語なら隣の赤子と幼馴染みだったりするものだがそんな事もないだろうな
などと思いつつ生まれたての処理をされている
もう泣くのはいいかと思い眠りにつく
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それから一年後に話が飛びます