表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/6

林檎と手毬と二人の異人

「ああ」「パリの街かどで売られる焼き栗 あのおじさん元気かな」



コロコロ・・


「あ・・・」

「おや!」

二人の足元に転がってきたのは 林檎がひとつ


「あ! あの!」顔を真っ赤にして、地味な着物と眼鏡をかけた少女が立っている

少女は思った


まるで、物語に出てくるような 素敵な方たち

淡い茶髪のウエーブの髪 緑の瞳の二十から三十代前くらいの青年 


それに 私より少し年上の少年の方は 黒髪に青の瞳

「・・・・・」じっと観察してしまう少女

黒髪の少年さんの方は 丸眼鏡をかけているけど 顔立ちは綺麗ね


どこの国の人だろう? あ、日本語は・・


「大丈夫ですか?可愛いマドマワゼル お嬢さん」 

「御嬢さん?」にっこりと流暢な日本語で 二人は話しかける



「あ、あの・・」わたわたと慌てふためき 戸惑う


「お嬢さんの林檎ですね はい、どうぞ」「有難うございます」

林檎を手渡す ジェローム達


「ボンジュール 私達は遠い異国のフランスから来ました どうぞ 宜しく」

「可愛いマドマワゼル」ジェロームはウインクを一つ


「は、はい」真っ赤になる少女

「今度からは林檎に逃げられないようにしないとね ふふ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ